憶測や噂が一人歩きしていたのか。お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、長くささやかれ続けてきた千原ジュニアとの不仲説について言及した。
2人は1989年に吉本興業でキャリアをスタートさせたほぼ同期。だが、加藤はオーディションでプロ入りし、東京吉本にて活動を開始し、一方のジュニアは大阪吉本の養成所に入所して現在に至り、年齢も加藤より5歳若いという違いがある。
そんな2人の間になぜ不仲説が浮上したのか。3月13日にネットにアップされたBS日テレ「極楽とんぼの週末極楽旅」の中で、加藤がその経緯を語った。
この日のゲストである鬼越トマホーク(坂井良多・金ちゃん)が、“極楽とんぼの都市伝説”の一つとして2人の不仲説を取り上げ、「加藤さんが嫌いなジュニアさん」と指摘すると、加藤は「嫌いでも何でもない」と説明。金ちゃんによると、過去にジュニアも加藤のことは「嫌いちゃうねんって」と話していたといい、そのキッカケは20年以上前のある出来事が原因だという。
何でも、東京吉本と大阪吉本のそれぞれ看板的存在だった極楽とんぼと千原兄弟が名古屋の舞台で共演する際、ジュニアの兄・せいじが別の芸人とケンカをしていたとか。それを加藤が止めに入ったところ、いつしか「極楽と千原兄弟がケンカした」という話にすり替わってしまったようだ。
「ジュニアも当時のやり取りに関し、2015年1月放送の『エニシバナシ』(フジテレビ系)で言及。ジュニアがせいじ側に加勢してケンカに加わると、加藤から『お前ら、本番前に何してる!』と咎められてしまい、その声の主が5歳上の加藤とは知らずに『うるせぇ!』と言い返してしまったといいます。これをジュニアは『加藤さんは100%正しい』とし、『本当申し訳ない』と謝罪。一方の加藤は今回の動画内で『ジュニアくんは“めちゃイケ”とかに出てたしね』と語るなど、共演が全くのゼロではないことをアピールしています。しかし、『ジュニアくん』との呼称からも、2人の微妙な距離感が伝わり、20年以上ほぼ共演なしという現状も頷けますね」(テレビ誌ライター)
アツい男気キャラで、激しいアクション芸で成り上がってきた加藤と、捻った笑いの感性や話術を武器とするジュニア。両者の“嫌いではない”という表現が、互いの関係性を如実に表していると言えるかもしれない。
(木村慎吾)