ジム・キャリーが元恋人の死因となった薬物を提供したとして訴えられている。昨年みずからの命を絶ったキャスリオナ・ホワイトさんの死を巡り、キャスリオナさんの別居中であった夫マーク・バートン氏が、ジムには薬物を渡した責任があるとしてロサンゼルス郡裁判所に書類を提出したのだ。
バートン氏の弁護士マーク・アヴェナッティ氏はニューヨーク・デイリー・ニュース紙に対し、ロサンゼルス検察にこれらの薬物の取り扱いに関して調査を依頼すると共に、事実を明らかにすることを待ちわびているとコメントしている。
裁判書に提出された書類にはジムがアーサー・キングという偽名を使い、富と名声を利用して中毒性のある薬物を不正に入手したと記されている。
さらに同書類にはキャスリオナさんは「もともと落ち込みやすい傾向があり、以前も自死未遂をはかっていた」ことから、ジムが薬物を渡したことで「予想できた」結果が起きてしまったと続いている。
バートン氏はジムに対しキャスリオナさんの葬式の費用と、裁判費用などを求めているようだ。
この訴えに対しジムは、バートン氏のことを「冷酷な人物」だとして批判している。ジムは声明文を発表し、「なんと残念なことでしょう。彼の弁護士と共に部屋に戻って、この裁判をなくしてしまうことは簡単です。しかし人生には時に立ち向かい、世界の悪から自分の名誉を守らなければならないこともあります。僕は自分自身、そして僕の愛した人を不正に利用しようとする冷酷な人物を多めにみることはありません」とコメントした。
またジムは、キャスリオナさんはジムに出会う前からさまざまな問題を抱えていたと言及しており、バートン氏にキャスリオナさんの死を利用して利益を得ようとするのは止めるように忠告している。