今回は、奇跡の復活を遂げたオートレーサー・森且行さんについて占ってみたいと思います。重傷を負ったあの大事故に遭い、一時は再起が危ぶまれていた森さん。けれど、つらく長いリハビリに耐え、レースに復帰しました。あのエネルギーは、いったいどこから来るのか…。
まず、森さんのホロスコープ(出生時の星の配置図)を見てみると、非常にストイックで粘り強い人であることがわかります。というのも、感情や好み、ライフスタイルなどを表す月が、山羊座にあり、パワーと情熱の星・火星が牡牛座だからです。山羊座は自分に厳しく、非常にストイックな星座。どんなに困難な状況に置かれようと、甘えを許しません。そして、とことん自分を追い込み、限界を突破していく星座なのです。
また、牡牛座は12星座で最も忍耐力や持久力があり、地味な努力を黙々と続けられるタイプ。ここから、森さんがあのようなリハビリに耐えられたのもうなずけます。リハビリにおいて、火星の出すパワーを長期にわたり継続的に発揮できたのは、牡牛座に配置されていたからではないでしょうか。さらに、恋愛感情や快楽などを表す金星も、ストイックな山羊座。おそらくですが、「リハビリを終え、無事に復帰するまでは、どんな楽しみもガマンするのだ」という強い意志が働いたはずです。普通の人ならとっくにくじけたであろうハードな日々を耐え抜いた森さんの精神力は、極めて強靭なものだと言わざるを得ません。
そんな森さんですが、気をつけていただきたいこともあるのです。それは、感情の浮き沈みが体調に影響を及ぼしやすいということ。簡単に言えば、気分が高揚すれば積極的に攻めるレースができますが、反面、ケガもしやすくなるということです。なぜなら、12星座で最も感情豊かな魚座に、性格や生命力を表す太陽と、知性を表す水星が配置されているから。そのため、感情の揺れが、生活や仕事に大きな影響を及ぼしやすいでしょう。
もう少し詳しく、今度は星同士の角度を見ていきます。太陽と火星が、不和を意味する90度という角度を取っていますが、ここからもカッとなると危ないぞ、という星からのメッセージが送られているのです。
とはいえ、栄光や名誉という意味ももつ太陽が、幸運と発展の星・木星と調和の角度を取っています。これから先、森さんの人生に何度となく成功が巡って来ることは、間違いなさそうです。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。