NHK朝ドラ「らんまん」の第1話が、4月3日に放送された。
「植物学者の牧野富太郎をモデルとした物語で、第1話では主人公・槙野万太郎(神木隆之介)の幼少時代が描かれたんですが、ラストシーンで病弱な万太郎は熱を出して倒れてしまった。親族の『万の字(万太郎)はどうせ長うは生きられん』『いっそ万の字は生まれてこんほうがよかったな』という心ない言葉を聞いてしまった万太郎はショックを受けてしまいます」(テレビ誌ライター)
「らんまん」に続く朝の情報番組「あさイチ」で博多大吉が“朝ドラ受け”したが、「新年度一発目なんで、明るく始めようと思ったら、イヤな終わり方」と感想を漏らすと、槙野の分家の大人たちを「イヤなおじさん」と表現して周囲を笑わせた。
こうした展開に、視聴者からは「ここのところの朝ドラは設定がいつも似ている気がする」「既視感?熱出す展開多いな」「発熱設定さすがに飽きてきた」といった感想が上がっている。
NHK朝ドラの前作「舞いあがれ!」では、主人公の舞(福原遥)は幼少の頃、すぐに熱を出してしまい、それが原因で長崎県・五島に住む祖母の元で一時療養することに。
またその前の作品「ちむどんどん」でも、主人公の妹・歌子(上白石萌歌)がしょっちゅう原因不明の熱を出していたのは記憶に新しい。
「登場人物が発熱に見舞われるというパターンが3作続いたワケですからね。視聴者から“ワンパターン”と言われてしまうのも仕方ありませんね(苦笑)」(前出・テレビ誌ライター)
前作と似たパターンにならないよう、キャラクター設定を工夫するというわけにはいかなかったのだろうか?
(石見剣)