【らんまん】万太郎が「峰屋」を潰すと視聴者が心配も、史実はどうだったのか?

 この調子では没落は確実…だったのだろうか?

 4月17日放送のNHK連続テレビ小説「らんまん」第11回では、造り酒屋「峰屋」の若き当主である主人公の槙野万太郎(神木隆之介)が、内国勧業博覧会への出品を強く主張する姿が描かれた。その様子に峰屋の将来を案じる視聴者が続出したという。

 高知・佐川に代々伝わる峰屋の跡継ぎ息子に生まれた万太郎。だが幼いころに祖父と父が相次いで亡くなり、幼子にして当主の座を継いでいた。

 しかし本人は植物の研究に没頭しており、当主としての仕事には無関心。家業は祖母のタキ(松坂慶子)が仕切っており、姉の綾(佐久間由衣)も酒造りに興味津々だが、この調子では峰屋の将来も危ぶまれるところだ。

「ある日、明治新政府の役人が訪れ、峰屋が誇る酒の『峰乃月』を明治14年(1881年)に東京で開催される内国勧業博覧会に出品するよう打診しました。タキは『下劣な催し物じゃ』と断るつもりでしたが、どうしても東京に行ってみたい万太郎は、その本心を隠しつつ『断ったらいかんき!』と猛アピール。博覧会への出品は峰屋の酒が知られる機会になると主張し、『これからは日の本じゅうに届けていかんと』と力説したのです」(テレビ誌ライター)

 峰乃月は佐川の殿様・深尾家への献上品と言い張るタキに対し、万太郎は「博覧会に出たら東京に出られた深尾の殿様もお喜びじゃ」と、タキのプライドをくすぐる作戦に。これにはタキも「当主のおまんがそう言うがやったら」と態度を軟化だ。

 姉の綾は「万太郎が初めて当主に見えたき」と驚いていたが、そんな万太郎の張り切りぶりに、多くの視聴者が危機感を抱いていたという。

「峰屋の酒造りにまったく興味のない万太郎。モデルとなった植物学者の牧野富太郎博士も家業そっちのけで植物の研究に打ち込んでいました。そうなると江戸時代に長年続いた峰屋も、ついに万太郎の時代で潰れてしまうのかと、視聴者が案ずるのも無理はありません」(前出・テレビ誌ライター)

 果たして峰屋の将来はどうなるのか。万太郎よりよっぽど当主らしさを見せる姉の綾は、蔵人の幸吉(笠松将)と良い関係になりそうな気配を感じさせているが、今後は万太郎に代わって綾が峰屋を仕切ることになるのか。

 それとも明治維新の荒波に翻弄されたあげく、峰屋は潰れてしまうのか。視聴者からは〈峰屋が続いているとはとうてい思えない>との声もあがっているが、実際のところはどうだったのだろうか。

「峰屋のモデルは牧野博士の実家である酒蔵の『岸屋』。牧野博士は岸屋を人手に譲り、上京を果たしました。岸屋の酒蔵はその後、現在に続く司牡丹酒造に譲渡されています。当時の酒蔵自体はもう残っていないものの、岸屋は潰れることなく存続した形に。その史実に従えば、視聴者の心配も杞憂に終わりそうです」(前出・テレビ誌ライター)

 作中では姉の綾が、初の女性当主として峰屋を切り盛りしていくことになるのかもしれない。ともあれ万太郎がずいぶんと恵まれた環境に育ったことは間違いないだろう。

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