俳優・勝地涼が4月14日、「あさイチ」(NHK)に生出演。彼を一夜にして有名にした伝説のキャラクター「前髪クネ男」について語った。
「前髪クネ男」とは、現在NHKBSプレミアムで再放送されている、13年のNHK朝ドラ「あまちゃん」に登場したキャラクター。登場したのは第128回のわずか1話だけだったにもかかわらず、強烈なインパクトを残し、「あまちゃん」ファンの間ではもはや伝説となっているキャラクターだ。
この日の番組では視聴者からのメッセージで、「前髪クネ男」についての質問が特に多かったことが紹介された。勝地は当時、NHK大河ドラマ「八重の桜」への出演と時期が重なっていたことや月9ドラマにも出演していたことを明かしつつ、「『あまちゃん』は1話しか出ていなかったんですけど、月9も出て大河にも出て、これ(前髪クネ男)しか言われなくなったんで、『え』っていう…、自分的には『ウソだろ』って…。積み重ねはどこ行ったみたいな」と、「前髪クネ男」にこれまでのキャリアが霞んでしまうほどの反響があったことを告白。具体的には「朝起きた時に、事務所の人から連絡が来て、事務所のサーバー、ホームページのサーバーがパンクしたとか。街中歩いたら、子供達から『あ、前髪クネ男だ!』とか」と明かし、「起きたら夢のような、突然世界が変わったというか」と振り返っていた。
ネット上でも「確かに、後に『前髪クネ男は1話しか出ていない』と知ったとき驚きました。レギュラーだと思っていました」「『あまちゃん』は大好きでリアルタイムで見てたけど、登場した時のインパクトは確かにデカかった」など、改めて納得するファンの声が続出している。
「視聴者に強烈なインパクトを残した『前髪クネ男』ですが、腰を振る特徴的な動きやしゃべり方などは、『あまちゃん』でプロデューサー役として出演していた個性派俳優・古田新太によるものだったといいます。古田が監督を通じて、『もっと腰を振れ』などと“演技指導”したことで、あの強烈なキャラが生まれたそうです」(芸能記者)
役に留まらず、後輩の勝地を“プロデュース”し、見事知名度を急上昇させた古田。現実でも“名プロデューサー”だったわけだ。
(柏原廉)