話していると楽しいし一緒にいると落ち着くけれど、なぜか恋人候補にならない男性っていませんか? いい人だけど友だち止まりの相手に足りないものって、いったい何なのでしょうか。
■人は○○な人を好きになる
相手に恋をするときは“相補性の法則”が働くといわれています。これは、自分にないものを持っている人に好感を抱くという法則です。ですから、自分のできないことが得意だったり、自分とは全く逆の性格だったりすると、「この人好きかも……」と思う可能性が高いのです。逆に、「いい人だなぁ」と思っていても、自分にないものを持っていない人は友だちで終わってしまうのです。
■似ている人も好きになる?
一方で、“類似性の法則”というものもあります。これは、自分と似た人に好意を抱くこと。「類は友を呼ぶ」という言葉がある通り、趣味や性格が似ていると自然と仲良くなれますよね。恋愛においては、この類似性も大切になってきます。とはいえ、似過ぎているからこそ自分の嫌な部分を相手に見てしまい、嫌いになるというパターンもあります。
■自分の苦手なことが得意な人と上手くいく?
自分ができないことをサラリとやってしまう人って、尊敬できますよね。例えば、人と親しくなるのが苦手な人は、すぐに人と打ち解けられるコミュニケーション力を持った人を「すごい」と思うでしょう。長くお付き合いがしたいのならば、お互いを尊敬し合えるかどうかは非常に重要です。
また、結婚を考えた場合には、お互いに苦手な部分を補い合えるということはパートナー選びの大切な要素。自分の苦手なことができる人とお付き合いすれば、相手から学べることも多くなります。結果的に、もし恋愛が上手くいかなかったとしても得られるものは多いはず。恋愛をするなら、このような相手を選ぶといいかもしれませんね。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。