朝の情報番組「ラヴィット!」(TBS系)で起きた「韓国旅行楊枝事件」がなかなか収まらない。
これは、同番組で5月2日に放送された韓国旅行でのこと。「若槻千夏のやりたいことをやりつくす旅in韓国」と題し、若槻、3時のヒロイン・福田麻貴、インディアンス、相席スタート・山添寛が、韓国の市場で食べ歩きをするという内容だった。
その中で、山添が市場で売られていた唐揚げに直接爪楊枝を刺して食べた場面があった。この行為に共演者からは「絶対ダメ」「マナーが悪い」と激怒され、店員からも両手で「×」マークを作られて叱られたのだ。視聴者からは「迷惑YouTuberと一緒だ」など批判が殺到した。
これらに対し5月5日の放送終盤で、同局の田村真子アナが「視聴者の皆様から様々なご指摘を受けました。番組として不適切であったと深く反省し、お店に直接謝罪させて頂きました。関係者の皆様にご迷惑をおかけしたこと、並びに視聴者の皆様に不快な思いをさせてしまったことをおわびします」と謝罪した。
だが、このことに対しても「局アナに謝らせるのは絶対に違う。制作の責任者か当事者、あるいは双方が矢面に立つべきだと思う」「山添の行為も悪いが、放送してしまうディレクター及び制作側がいちばん悪いし責任を取るべきだと思う」など、さらなる批判がネット上に拡散している。
「あの場面は、ライブでなく編集されたもの。つまり、制作側は、山添の行為を“良し”として放送したわけです。そのことこそが問題だと思います」(芸能記者)
5月8日になって、MCの麒麟・川島明も番組内で「韓国旅」での不適切行為を謝罪。9日に予定されていた韓国旅の続編の放送を取りやめることもあわせて発表した。これで、TBSは謝罪を済ませたつもりかもしれないが、視聴者の怒りは収まるかははなはだ疑問である。