現在、再放送中のNHK朝ドラ「あまちゃん」の5月20日放送回で、女優・歌手の小泉今日子が演じる天野春子が「潮騒のメモリー」を初めて歌い、SNSには興奮のコメントが殺到した。
2013年度上期に放送され大ヒットした女優・能年玲奈（現・のん）が主演の「あまちゃん」。岩手県三陸海岸沿いの架空の街・北三陸市を舞台に、女子高生・アキ（能年）が母・春子（小泉）の故郷である北三陸で、祖母の後を追って海女になるが、思いがけないことから人気を得て地元のアイドルになる姿が描かれている。
20日の放送では春子の父・忠兵衛（蟹江敬三）が遠洋漁業の航海に戻るためスナック「梨明日（りあす）」で送別会が開かれ、そこで春子がカラオケで「潮騒のメモリー」を披露する。
「この曲は、ドラマの脚本を手掛けた宮藤官九郎が作詞した、ドラマの鍵を握る曲。13年7月にはCDがリリースされ大ヒットを記録。さらに13年の紅白歌合戦では、特別コーナーで主演の能年玲奈＆橋本愛、小泉今日子、薬師丸ひろ子による『潮騒のメモリー』が披露され、大きな話題となりました。それだけに、この曲を小泉が歌うシーンが登場すると、ネット上には『とうとう名曲登場！！』『今朝のあまちゃんは神回』『うわぁ鳥肌たった』など、再放送ながらたくさんのコメントが寄せられました」（芸能ライター）
しかもこのタイミングで「あまちゃん」が再放送されたことにより、小泉自身にも追い風が吹いているという。
「小泉は今年の夏、自身がプロデュースし、出演する舞台『ピエタ』が控えています。直木賞作家・大島真寿美氏の同名小説を舞台化した『ピエタ』は、20年に上演される予定でしたが、コロナ禍で中止を余儀なくされたという経緯があります。小泉にとって、この時期に『あまちゃん』が再放送され“女優・小泉今日子”が注目されることは、そのまま舞台が注目されることにもつながりますよ」（女性誌記者）
舞台もさることながら、ファンとしては小泉今日子の歌声をぜひまた聞いてみたいものだ。
（窪田史朗）
