対人関係や恋愛において、相手の感情を読み取る力って重要ですよね。相手が何を感じているのかを表情から読み取ることができれば、それに対して柔軟な対応を取ることができます。では、どうすれば感情を読む力を上げることができるのでしょうか。
■小説を読むと共感力が高まる!?
ある実験において、小説をたくさん読むことによって他者の感情を読み取る能力が高くなることが分かっています。これは文学小説だけにみられ、ノンフィクションなどの本を読んでも効果は得られませんでした。読書が趣味だという人が「感受性豊かで相手に優しくなれる」というのは、あながち間違っていないのかもしれませんね。
■微妙な表情の変化が分かれば喧嘩にならない!?
人は無意識のうちに感情が表に現れることがあります。言葉では「はい」と言っていても、表情では「いいえ」と言っていることもあるのです。本音と建前ともいえるこれらの感情を読み取ることができないと、とくに“空気を読む”ことが重要視される日本では、豊かな対人関係を築くことは難しいでしょう。
彼に「○○してって言ったらイヤ?」と聞いたとき、「イヤじゃないよ」と言いつつ本音は嫌がっているなんてこともあるかもしれませんが、表情から感情を読み取ることができればこういったときにも相手に不満を溜めずに済むのです。
■趣味を読書にすることで恋愛にもプラスに!?
「今まであまり小説を読んでこなかった」という人も、これを機に小説を読み始めてみてはいかがでしょうか。恋愛小説であれば男女の心理が巧みに描かれていて勉強にもなりますし、恋愛小説を読むことで恋愛に前向きになるなんて効果も期待できるかもしれませんよ!
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。