そろそろエアコン冷房を使い始める時期ですが、電気代の上昇を受けて「節電」も考えたいものです。
でも、正しい節電方法って、意外と知らないものです。三菱電機霧ヶ峰PR事務局が20~40代の男女600名に対して実施した『最近の電気代事情とエアコン冷房の節電に関する理解度調査』では、全問正解したのはわずか7.3%でした。
最も正解率が低かった質問は、「エアコンメーカーが推奨するエアコンのフィルター掃除の実施頻度として、 正しいものはどれだと思いますか」というもの。正解は「2週間に1回」ですが、正解率は31.3%でした。フィルター掃除といえば、夏の前後にササっと行うだけという人も多いようですが、夏の間も2週間に1回という頻度で行うことで節電になるとは驚きですね。
三菱電機空調冷熱システム事業部の久田優美さんによると、エアコンのフィルターが汚れていると、エアコンから排出する空気の清潔性が損なわれたり、 風量が低下したりするなどの原因になるだけではなく、消費電力の悪化にもつながるそうですよ。
これらフィルター掃除の他にも、エアコンの節電について詳しくみていきましょう。
■フィルター掃除の方法
まずは、掃除機でフィルターのホコリを取ります。十分にホコリが取れない場合は、フィルターを中性洗剤につけ置きして洗浄してください。その後、十分に乾燥させた後、エアコンに装着します。
■設定温度を1℃上げると節電できる消費電力量は……?
設定温度を1℃上げるだけで節約効果があるようです。外気温が35℃で30分運転を行うとき、設定温度が28℃の場合に比べて29℃の場合は、消費電力量が約10.1%低くなることが分かっているそうですよ。
■設定温度を2℃上げてもわずかな体感温度差にするには……?
節電のために設定温度を上げると、「暑さを我慢しなければならない」と思っていませんか? でも、エアコンの気流を利用すれば、設定温度を2℃高めに設定しても体感温度差はわずか0.2℃なんだそう。なので、部屋の中にいる人に向けてスイング運転するのがよいようです。
この夏は、エアコンフィルターを適度に掃除、かつスイング運転をうまく利用しながら設定温度を上げ、快適に節電しちゃいましょう!