好きな男性に意見できなくなってはいませんか? もしそうなら、それは恋愛においてよいことではありません。とくに、何か質問されたときに自分の意見を言わないと、好かれるどころか男性の気持ちが冷めてしまうこともあるんです!
例えば、「今度のデートは焼き肉屋さんとパスタ屋さんのどっちがいい?」と尋ねられて、「どっちでもいいよ」というのは、絶対に言ってはいけないのです。
理由はふたつあります。ひとつは、意見を言わない従順な女性は“もう自分に属している女性”と彼に認識されてしまうから。男性は狩猟本能のかたまりです。もちろん、人によって男性ホルモンの分泌量は違いますから、おのずと狩猟願望度合いも違います。でも、やはり「どっちでもいいよ」という発言は、「もう、俺の自由にできる女性なんだな」と彼が感じてしまい、戦闘意欲を失わせてしまいます。つまり、あなたといても楽しくない……そういう方向に気持ちがシフトしてしまうのです。
逆に、あなたが「焼肉屋さんがいいかなぁ」などと笑顔で楽しそうに希望を伝えれば、男性は「よし! 彼女が楽しめる場所を見つけよう」と、ワクワクしながらデートまでの準備をするものなのです。
もうひとつの理由は前述とは逆で、「自分にはあまり興味がないんだな……」と彼に感じさせてしまう可能性があるから。「どっちでもいいよ」という言葉には、「たいして興味ないし、好きにすれば?」というニュアンスがあります。男性としては「なんだ、興味ないのか、そうだとしたら俺もなんだかつまんなくなってきちゃったな」と、デートへの意欲がなくなってしまうかもしれないのです。
ニュアンスは少し違いますが、いずれにしても「どっちでもいいよ」というひと言は、“男ウケ”が悪いと思ってください。
ちゃんと自分の意見がある。それを明るく笑顔で伝えることができる。だけど、ゴリ押しはしないし、相手の意見も尊重する。そんな当たり前の会話をできることが、恋愛がうまくいくコツなのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。