6月23日放送の「あさイチ」(NHK)に生出演した若手俳優の板垣李光人(いたがき・りひと)が自身の私服に対する考えを語り、反響を呼んでいる。
番組では板垣のインスタグラムに投稿されている私服姿2点の写真を紹介した。1つは大きなハットが目を惹く全身黒ずくめの魔女的コーデ。ジャケットはグッチ、シャツとボトムスはヨージヤマモト、靴はZARAだ。
もう1枚は前から見ると膝丈のスカートをはいているように見える、エプロンのようなものが付いたベージュのハーパン、フランスの高級ブランド「バレンシアガ」の黒いハイネックトップスに12cmヒールの黒い膝丈ロングブーツ。まるでネックレスに見える大きな黒チェーン付きサングラスは、板垣の小さな顔を誇張でなく半分ほど覆っていて、インパクトは半端ない。
この2点の写真を見たMCの博多華丸大吉の2人は「これが私服?衣装じゃなくて?」「このかっこうで『おはようございます』って(大河ドラマ『どうする家康』の)スタジオに入ってくの?」と大声で驚嘆。板垣はそんな2人を見ながらクスクスと笑っていた。
板垣はファッションが大好きだといい、個性的でアバンギャルド(前衛的)なファッションを私服に取り入れている理由として「ボクにとっては解毒みたいな感じで」とコメント。さらに、
「ストレスフルな世の中で、息が詰まることとか胸が苦しくなるようなことだったりが多い中で、そこで溜まっていく毒素を、悪しきものとして忌み嫌うんじゃなくて、それをなんか体内で分解して、表現の養分にしていくみたいな」
と、解説したのだった。番組には板垣の指摘する「解毒」に同意し、自身は着物を着ることで解毒しているという視聴者の声が届いていたが、
「ネット上にも『ゴスロリとかギャルとか突飛に見えるファッションもその人にとっての解毒』『いろんなコスも解毒の一種だと思う』『板垣君は21歳という若さできちんと言葉で自身の考えをまとめられてスゴイ! そうなんだよ!解毒なんだよ!』『ファッション解毒理論めっちゃわかる』など、板垣が提唱した“ファッションは解毒”に同意する声が数多くあがっています」(女性誌記者)
パソコンでイラストを描くことも精力的に行っている板垣。しっかりした世界観がある線の細い画風は、そのうち個展が開かれることだろう。