6月29日放送の「あなたがしてくれなくても」特別編(フジテレビ系)に大ブーイングが鳴りやまない。
この特別編は、6月15日放送の第10話と6月22日放送の最終話の間に経過した「空白の時間」を描くストーリー。最終話で描かれなかった「空白の数カ月」を描く、というフレコミだったが、実質的には単なる総集編だった。そのため、期待して視聴した人々から怒りの声があがっているのだ。
その一方で、最終話でみち(奈緒)の職場の後輩・華ちゃん(武田玲奈)が、マッチングアプリで2人の男性と「ダブルブッキング」してしまったため、自身の「代役」としてみちと引き合わせたマッチングアプリの相手である、野間口徹演じる瀬田慎之介が、視聴者をある意味大いに沸かせたのである。
というのも、みちと同じくバツイチの瀬田は、失敗した前妻との結婚を「無駄な時間」と表現。みちが自分と再婚する気がないとわかると「また時間、無駄にしたな」とつぶやくのだが、この「無駄な時間」というワードに、ネット上では「野間口さんが視聴者の気持ちを代弁してくれた!」と大きく盛り上がることになったのだ。
「みちが離婚した陽一(永山瑛太)に対し『あなたがしてくれなくても好き』『もう1度2人でやり直したい』と気持ちが変化したプロセスを知りたかったのに、それが結局、特別編でも描かれなかったため『特別編でわかるかと思ってたけど時間の無駄だったよ野間口さん』『最終話まで見て時間の無駄だったことに気付いたのに、期待して特別編を見てまた時間、無駄にした!』『描かれなかった空白の時間は特別編でも描かれませんでした。はぁー時間の無駄だった』といった声が続出しています」(女性誌記者)
みちには「どんなに新名(岩田剛典)さんに惹かれても、私の未来にいるのは陽ちゃんだって気付いた」との独白するセリフがあったが、視聴者には、そこがまったく理解できないまま終わってしまったようだ。