ユーグレナのコスメブランド「NEcCO」×「CONC」の合同新製品発表会に登壇した美容皮膚科医の貴子さんと「WWDJAPAN」編集長の村上要さんが、トークセッションを行いました。美容好きにとって気になるお話もあり、その一部を紹介していきましょう。
■美容皮膚科医が注目しているエイジングケア成分とは?
貴子さんは、いま注目しているエイジングケア成分として、次のように語りました。
「美容医療的に、点滴やサプリの成分では若返りの遺伝子サーチュイン遺伝子を活性化するNMNが人気ですね。NEcCOやCONCの製品に使われている、肌を自らキレイにするチカラを覚醒させるユーグレナも、ちょっとイメージが近いですよね。ですから、ユーグレナに関しては今後日本を代表する成分になるのではと個人的に注目していました。日本発の成分というと、昔から使われてきたコウジ酸や、ヘチマ水、ツバキオイルなどがありますが、それに匹敵する存在感になってくるのでは」
■村上編集長が注目しているパッケージ視点のコスメとは?
村上さんは、CONCから発売された新製品の特徴的な形状を受け、コスメパッケージや見せ方の観点から、いま注目のブランドについて次のように話していました。
「見せ方がうまいのはKビューティ(韓国コスメ)。かつては、顔に塗布する『アンプル』と称する化粧液とセットのマスクなどが人気を博し、いまは錠剤と液体という異なる剤形の2種のビタミン剤を1日分として提案する“ビタミン界のエルメス”と称される『オーソモル』が人気を博していますよね。もちろん、ユニークな形状はただのギミックではいけないと思います。CONCの場合は、有効な成分を届けるために必要な形であり、きちんと(消費者)にコミュニケーションすれば、新鮮な使い方も手伝って興味を持ってもらえるのではないでしょうか」
■肌に自信を持てる注目の最新美容液3選
発表会でも紹介された2つのブランドの美容液を含め、肌に自信が持てそうな最新美容液を3つ紹介しましょう。
●CONC「CONC リンクル インジェクション」
目元・口元美容液で、特徴的なのは革新的なノック注入型マイクロニードルであること。目尻や口元など、気になる部分に美容液を注入することで角層中に直接届けることができ、ハリ・弾力を与えてくれるとか。美容成分には、卵(鶏卵)由来の細胞培養エキス「CELLAMENT(セラメント)」や、セラメントの機能を生かすCONC独自のユーグレナエキス2種、次世代型レチノールなどを配合しているそう。
●NEcCO「ネッコ ブースターセラム」
自然素材ユーグレナの「免疫や老化細胞に関する研究」から着想を得て開発されたNEcCOの製品ですが、新しく化粧水の前に使用する導入美容液が追加されました。5種のオイルを配合したオイル層と、温泉水をベースに19種の美容成分を配合したローション層の2層式です。4種のユーグレナ最高濃度200%×発酵美肌成分を配合しており、バリア機能と潜在覚醒力を補い、角層細胞の入れ替えをサポートしてくれるそう。
●日本ロレアル「キールズ レチノール美容液」
科学・ハーブの知識をもとに開発され、皮膚科学のエキスパートの協力を得たという、キールズ「DSライン」の美容液です。レチノールの従来の効果を届けながら刺激感を抑えるだけでなく、肌を保護する成分も組み合わせることで、“攻めながら守る”ケアが1本でできるとか。敏感肌を含む、すべての肌タイプに使えるそう。
いかがでしたか? 美容に関わるプロたちの貴重な見解を参考に、最先端の美容知識を増やして、スキンケアに取り組んでいきましょう。