人にはとてつもなく辛く悲しい時がある。親しい人との死別は、その最たるものかもしれない。そんな時の対処法を、お笑いタレントの関根勤が7月11日、自身のYouTubeチャンネル「関根勤チャンネル」で、語るひと幕があった。
お笑いタレント・斎藤清六は、NETテレビ(現・テレビ朝日)で放送されたバラエティー番組「欽ちゃんのどこまでやるの!」(1976~1986年)の「村の時間」コーナーで「たよりないアナウンサー」の仕切り役が評判に。さらに、フジテレビ系で放送された音楽系クイズバラエティー番組「クイズ・ドレミファドン!」(76~88年)の出題者「セイロクマン」もウケ、お茶の間の人気者となった。
その斎藤と、テレビ東京系のバラエティー番組「三波伸介の凸凹大学校」(77~82年)で共演したことがある関根。MCを務める三波の絶妙な仕切りで自身のボケがウケにウケた斎藤は、三波氏を慕っていたという。しかし、三波氏は82年に解離性大動脈りゅう破裂により52歳で急逝。「三波さんが、死んじゃったよ」と悲しみに暮れた斎藤は関根と三波氏の葬式に赴くが、次の現場に車で移動中のことだった。「悲しいよう、悲しいよう。こんな悲しい時はさ、プロレス観ようよ」と、斎藤は大好きなプロレス観戦を口にしたという。関根は、「オレね、あんなにね、心の中で『はあ~!?』って言ったことないね」と振り返り、笑いを誘ったのだった。
「働く40代の女性向け雑誌『Domani』のネット版が21年4月27日、悲しい時の対処法として『我慢せずに思い切り泣く』『親しい人に自分の気持ちを話す』『自分にご褒美を与える』『ジムや散歩に行って体を動かす』『悲しい気持ちを文字にする』『自分の好きなことに没頭する』の6つを紹介しています」(エンタメ誌ライター)
結局、立ち寄ったラーメン店のテレビでプロレス中継を1時間視聴。「プロレスよかったね~」とスッキリしていたと言う斎藤の対処法は、あながち間違いではなかったのかもしれない。
(所ひで/YouTubeライター)