あなたは夕方の16時過ぎに「今日中に頼むよ」と、上司から絶対に5~6時間はかかるだろうと思われる仕事を依頼され、途方に暮れた経験はないだろうか。
半ば憤りすら覚えるこの事態に、そのまま怒りをあらわにするわけにはいかない。とはいえ、それ以上に今日の大事な予定をキャンセルするわけにもいかないのである。今回は、そんなときに使える3つの対処法を紹介しよう。
1.他の仕事のほうが優先度が高いことを伝える
無茶振りと感じるのは、自分はいまやってる仕事で手一杯な状態であるからに違いない。どちらの仕事が“優先度”が高いか冷静に見極め、「それでもこちらの案件のほうが先でしょうか?」と伺いを立てれば、ほかの人へその仕事を回してくれる可能性も高くなる。
2.代替案をスマートに提示する
たとえ尊敬する上司からの指示であってもムチャ振りであることには変わらない。そこで「時間内に終わらせるのは無理なので、できるところまでやって、後は後日にまわすというのはいかがでしょうか?」と、問題を解決しようとする姿勢を積極的にアピールしてみてはどうだろう。そうすれば、上司より一歩先を行く対応が可能になる。
3.やるという姿勢を示し、具体的なスケジュールを提示する
上司は部下のスケジュールをすべて把握しているわけではない。いま取り組んでいる仕事をすべて責任を持ってこなすつもりであることを示すには、スケジュールを綿密に策定し、エクセルなどにまとめておこう。それを上司へ提示して見せれば「スケジュール的に当日中に仕上げることはどう考えても無理」だということがわかってもらえるはず。その上で解決案を相談すればいい。
こんなスマートな対処法なら、約束をドタキャンして残業‥‥なんて悲しい事態には陥らないはず。「無理です!」なんて一方的に言わないで、建設的姿勢を上司に見せることがまずはポイント。いざというときにぜひ実践してみてほしい。