いろいろな国のおかずやお菓子が置いてあるのが業務スーパー。並んでいる商品の中には、日本語と外国語が併記されているけれど、今回は、表のパッケージには日本語表記のない、海外から来た感満載の商品を3つセレクト。実際にどんな味なのか食べてみることにしました。
まずは「GARIBALDI」(写真上)。パッケージの裏に貼られたシールには「丸ごとサクサクレーズンパイ GARIBALDI」と書かれています。原産国はウクライナ、原材料は小麦粉、ファットブレッド、レーズン、砂糖など。食べてみると、確かにサクサクで、中のレーズンがしっとり、素朴でどこか懐かしい味わい。東ハトの味に近いけれど、パイ生地がちょっと違う?でも懐かしさを感じたのはきっとオールレーズンの記憶が掘り起こされたんだと思います。
そして、「ZOOLOGICHNE」(写真右)も原産国はウクライナ。ウクライナのたべっ子どうぶつ、という感じでしょうか。こちらもパッケージの裏のシールには「どうぶつビスケット ZOOLOGICHNE」と書かれています。パッケージの横に「ズーロギーチェ」みたいな言葉が書かれているから、おそらくこれがウクライナで販売されている時の商品名なのかも。
これが、食べてみるとたべっ子どうぶつではなく、森永のマリービスケット。素朴だけれど優しい、そしてホッとするおいしさ。「GARIBALDI」もですが、ウクライナのお菓子って、小麦感高めのおいしさが普通なの? さすが小麦生産国。購入時、このビスケットの近くにイタリアの動物ビスケットがあったんだけれど、こっちも買って食べ比べてみればよかったかも。
そして、今回一番未知の食べ物だったのが「BULGHUR PILAFF」。こちらも裏のシールには「ブルグルピラフ(レンズマメ)と書かれています。原産国はトルコ。パッケージの上には「メソポタミアキュイジーヌ」の文字が。メソポタミアって四大文明を習って以来、何十年かぶりで聞いた気がする。
食べ方は、袋の口を一部開けて、立てたままレンジで2分半、と書かれていたのですが、うちのレンジは高さが足りないので、お皿に出してレンチンしたところ、いきなりレンジからバチバチ~という大きな音が。ちょっとビビって時間短めで強制終了。中まで温まったのを確認して食べたところ、味はニンニクやコショウが効いたピラフらしい味わい。そしてパッケージ写真にあるようなレンズマメの緑はなく、ほぼ全体的に茶褐色。
ピラフ、なんだけれど、お米じゃない。そしてもち麦らしきモチモチ感のある粒もある。程よくスパイシーです。気になって調べたところ、「ブルグル」とは、小麦を潰さず粒のまま湯通しした後に乾燥、挽き割りした、トルコの国民食とのこと。だから米とは違うモチモチ感とかが感じられたのかも。
トルコの国民食なのに、謎スパイスとか謎ハーブなどは感じず抵抗感ゼロ。これ、もっと日本に浸透しそうな気がする。業スーさんが気合い入れて宣伝しまくったら、ブームフードとかになっちゃう可能性ありです。
ということで、小麦感を感じる優しい味わいのウクライナのお菓子と、抵抗感なくおいしく味わえるトルコのピラフ。チャレンジで購入したけれど、結果的にどれもおいしくて、また買っちゃうかも。特にブルグルピラフは、キヌアとかマッシュルームバージョンもあったので、他の味も要チェックです。
(ロドリゴいしざわ)