「本日の日曜劇場『VIVANT』には一部過激な制裁シーンがありますので視聴にご注意ください」
番組冒頭にこのような“閲覧注意”的テロップが流れたのは、8月20日に放送された堺雅人が主演を務める日曜劇場「VIVANT」(TBS系)の第6話だ。
その後のシーンは、これまでの回想に続き主人公・乃木憂助(堺)の実父・乃木卓=ノゴーン・ベキ(役所広司)率いるテロ組織「テント」の会議が描かれた。
組織の収支報告の中で幹部の1人・ギリアムは、貢献度が高かったとして、ベキから褒美が渡された。だが、その中身は、何者かによって切り落とされた人間の耳と手首だった。そして、恐れおののくギリアムの不正を糾弾し制裁を科すのだった。
このシーンが流れると視聴者からは「ひえー! 耳と手!」「これか。さすがにキツイ」「暴力団並みの制裁」「警告あっても怖すぎ」など、衝撃が走った。
「これまで、乃木の同僚だった山本巧(迫田孝也)が、テントのモニター(工作員)だったことが乃木にバレ、橋の欄干から絞首刑のように落とされました。また、先週はGFL社のアリ(山中崇)から情報を引き出すために、フェイクではありましたが、彼の家族を次々に“絞首刑”に処したかに見えたシーンもありました。冒頭の注意喚起は、もしかしたら、これらの残酷シーンにクレームがあったのかもしれません」(テレビ誌ライター)
とはいえ、世帯平均視聴率は14.3%と先週を0・1ポイント上回り、2週続けて最高視聴率を更新。残酷なシーンにドキドキしながらも、ドラマから目が離せないようだ。