8月26日~27に放送された夏の恒例特番「24時間テレビ46 愛は地球を救う」(日本テレビ系)で「チャリティーマラソン」走者として、26日午後8時12分にスタート、27日午後8時46分にゴールしたタレント・ヒロミのスタート前のコメントが、“フジテレビへの皮肉”だとして大きな注目を浴びた。
26日から27日にかけて生放送されたこのマラソン企画では、ヒロミ本人の希望により、異例となる当日のランナー生発表となった。走行距離は102・3キロで、ヒロミはマラソン開始前に「皆さん、言っておきますよ!オレ、フィナーレにしか着きませんからね!十分に休みながら行くから。いろんなところで何言われても、フィナーレにしか着きませんから!」と、番組終盤での到着を堂々宣言した。
すると、このヒロミの言葉が「フジテレビに対する皮肉」だとして、ネット民を大いにザワつかせたのだ。
「『24時間テレビ』のチャリティーマラソンでは、毎度のように番組エンディングに合わせてタイミング良くランナーが約100キロを完走することから、かねてより“ヤラセ説”や“もっと早く着けるだろ”といった声が出ていました。そして、そんな風潮をモロに反映させて“皮肉った”のが、今年7月22~23日に生放送された『FNS27時間テレビ』(フジ系)の目玉企画『100キロサバイバルマラソン』でした」(テレビ誌ライター)
これは、走力に自信のあるタレントら18人が、「100キロの道のりを、必要以上に休憩時間を取らずに走った場合、いったいいつゴールできるのか?」を検証するもので、1着の賞金は1000万円と大盤振る舞い。
「マラソンに多額の賞金を用意するというチャリティーとは真逆の“対抗措置”や、『必要以上の休憩時間をとらずに』との表現にも日テレへの皮肉が伝わりました。実際に16~17時間で完走するタレントが続出。『やっぱり24時間もかからないじゃん』とする声もありました。そうした流れを受けてのヒロミの『フィナーレにしか着きませんから!』宣言ですから、再び日テレVSフジのバチバチぶりが強調された形ですよ。視聴者からは『ヒロミさんだから言えること』『27時間のカウンターに対してうまいこと返した』『皮肉がきいてる』『わざと遅くしたりしてエンディング丁度の到着を調整してるのは気にしてないけど、こうやって素直に言ってもらえるとスッキリする』などと好意的な声が集まりました」(前出・テレビ誌ライター)
こうなると早くも来夏の日テレVSフジの“バトル”にも期待がかかるが、何よりも重要なのは夏のマラソンに挑戦するランナーの安全を確保すること。十分なケアのもとで実施してほしいところである。
(木村慎吾)