ランチに持参した弁当箱を開けたら、「うっ……くさい!」と感じたことはありませんか? 日によってニオイが違うなと感じることもあったかもしれません。でもあのニオイ、いったい何が原因なのでしょうか。
一説によれば、雑菌が繁殖している可能性があるからといわれています。では、なぜ雑菌が繁殖してしまうのでしょうか。また、雑菌が繁殖しないようにするにはどうすればよいのでしょうか。
実は、ご飯やおかずが温かいまま弁当箱のふたをしめてしまうと、湿気がこもって雑菌が繁殖しやすくなってしまうのです。菌は高温多湿を好むからです。菌の繁殖を防ぐためにも、料理が完全に冷めてからふたをする必要があります。
また、おかずの水気をできるだけ切っておくことも大切です。野菜を洗ったらキッチンペーパーで水気を拭き取り、煮物などはできるだけ水分をしぼってから入れてください。弁当箱全体が高温にならないように、保冷剤をお弁当箱の外側につけておくのもオススメ。職場に冷蔵庫があれば、ランチの時間まで冷やしておくのもよいでしょう。
雑菌の他に、魚のおかずなどがニオイの原因になることがあります。魚の脂肪は酸化しやすいため、時間が経つとニオイが出るのです。これを予防するには、レモンや酢などをからめて調理するとよいといわれます。例えば、魚のマリネなどが考えられます。
もしかしたら、弁当箱自体がくさいという可能性もあります。ステンレス製の弁当箱ならニオイがつきにくいので、プラスチック製や木製なら変えてみるのもよいかもしれませんね。