その声にも表情にも、観る者は癒されていたようだ。
9月28日深夜放送の「あのちゃんの電電電波♪」(テレビ東京系)では歌手の大原櫻子をゲストに迎え、演技についてトーク。女優としてもドラマ主演などで活躍する大原に、女優業にも挑戦しているあのちゃんが質問をぶつける場面もあった。
そんな二人はゲームを通して演技力を試すことに。用意された「はぁって言うゲーム」は、カードに書かれたお題を声と表情だけで表現する人気のパーティーゲームだ。
まずは大原が「はぁ」の一言を口にし、それがどんな感情なのかをあのちゃんが推理。これは簡単で、あっさりと「演歌の」という正解にたどり着いていた。
「次のお題は『愛してるよ』で、A:ファンに向かって、B:母が子に、C:ぶりっ子で、D:真剣に、という4つの選択肢から、指定された言い方で演じるというものでした。あのちゃんが『うわ~、やだ全部。やりたくない』とイヤそうな表情を見せるなか、まずは大原が先手に挑戦です」(テレビ誌ライター)
ここで大原が発した「愛してるよ」に、あのちゃんはAの「ファンに向かって」だと推理。これが見事正解で、その理由は「感情がない。微塵も思ってない感じ」という、なんとも辛辣なものだった。
そして迎えたあのちゃんの番。そもそも彼女の口から「愛してるよ」というセリフが飛び出ること自体、かなり異例ではないだろうか。果たして彼女の演技やいかに!?
「ここであのちゃんは、にこやかかつ柔らかな表情で『愛してるよぉ』と発声。大原はぶりっ子と迷いつつ『母から子へ』と回答し、これまた見事に正解となりました。あのちゃん自身は『むずい』と言ってましたが、彼女がテレビで母の顔を見せたのはおそらく、これが初めてのことでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
あのちゃんが繰り出した母性愛にあふれる「愛してるよぉ」に、視聴者が悶絶していたのは確実。普段の音楽番組などでは絶対に見せないであろう表情に、冠番組ならではのスペシャルぶりが表れていたようだ。