大規模なモンゴルロケにより、自衛隊の秘密部隊である「別班」と警察、国際テロ組織の三つ巴の戦いを描き、今夏最大のヒット作となったTBS系ドラマ「VIVANT」。
9月17日の最終回では世帯平均19.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)をマークし、放送終了後も「VIVANTロス」の声が各方面で上がっている。
そんな同作で一躍ブレイクしたのが富栄ドラム。阿部寛演じる警視庁公安部外事第4課課長・野崎守の要望に、超人的な能力で応える警視庁公安部のエージェント「ドラム」役を見事に演じきった。
10月1日には、同作で共演した珠城りょうの出演ミュージカルを「VIVANT」スタッフとともに鑑賞したことを自身のインスタグラムで報告していたドラム。コメント欄には続編での登場を待ち望むファンの声が寄せられている。
「もともと彼は富栄の四股名で東幕下6枚目まで昇進した元力士。一昨年に引退した後、富栄龍太郎の名前でYouTuberとして活動し、Netflixドラマ『サンクチュアリ -聖域-』などに出演している新人俳優です。『VIVANT』のドラム役での出演をきっかけに芸名を富栄ドラムに改名しました」(ドラマ関係者)
愛嬌抜群の笑顔で視聴者の心をガッチリ掴んだドラム。今後の芸能活動に熱視線が注がれている。
「9月からは携帯電話サービス『LINEMO』のCMに起用され、バラエティ番組のオファーも殺到中。再来年ともウワサされる『VIVANT』の続編が公開される頃には、さらに芸能界でキャリアを積んでいるでしょう」(前出・ドラマ関係者)
そんなドラムに「ある心配」が。
「あまりに好感度が高すぎるため『悪役でキャスティングするのは躊躇してしまう』『VIVANTのイメージを壊す役柄はオファーしにくい』との声が業界内で聞こえてくる。良くも悪くも『VIVANT』の“いいヤツ”イメージが絶大なんです。俳優として一層ブレイクするためにはキャラチェンジが必要となりそうですね」(前出・ドラマ関係者)
「脱・VIVANT」の飛躍を期待したい。
(塚原真弓)