フェムテック(FemTech)は「Female(女性)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語で、一般的に生理や妊娠といった女性特有の健康問題を解決するためのテクノロジー、または製品やサービスのこと。最近では女性誌やヘルス系メディアでは、毎月のように特集が組まれ、今後さらに市場は拡大していくという。
そんなフェムケアアイテムの中でも、女性用の「プレジャートイ」が注目されている。TENGAが運営する女性向けセルフプレジャーアイテムブランド「イロハ(iroha)」からは、“男性が女性に使う”ではなく、“女性が自分のために安心して使える”アイテムを開発し、新たにフェムケアブランドをスタート。10周年を迎えるということで、俳優の水原希子を起用し、コラボレーションアイテムなどを共同開発して、同ブランドのサイトでは本人もその使用感を率直に語るなどして注目されている。
また、女性のフェムケアに特化したサービス「sese」では、毎月女性向けのプレジャートイを始め、フェムケアアイテムが自動的に届くというサブスクをスタート。ラグジュアリー系の女性誌編集者はこう話す。
「『フェムケア』は、デリケートゾーンの洗浄剤や保湿系アイテムや生理用品、女性の体を温めるものなど、最近ではさまざまな商品が登場しています。欧米や台湾ではフェムケアはもはや一般的だと聞きますし、いやらしい意味ではない女性のプレジャートイに関しても、欧米や台湾では、ホルモンバランスが整うなど健康によいとのことで、かなり進んでいるようです。日本でもそういった新しい知識がだいぶ浸透してきましたので、今後はもっとどこか後ろめたいようなものではなく、明るい分野になるのではないでしょうか。ただ、日本人女性は奥ゆかしい性格の方も多いといわれていますので、『私も使っています!』とオープンにできるまではまだ先ではないでしょうか。とはいえ、サブスクという観点も画期的ですし、女性が憧れる水原さんがコラボするという動きも、女性誌でも特集を組みやすいポイントです」
過去、有名グラドルが不倫スキャンダルとともに愛用していたと報道され有名になった女性用プレジャーアイテムがあったが、その商品は今も売れ続けているという。世の女性が健康になることはすばらしいこと。今後はこちらも市場が拡大しそう!?