寺田心に「野蛮なカラダに丁寧な言葉遣いのギャップ男子」になるための第1歩を指導したマツコの手腕がお見事!
12月21日放送の「週刊さんまとマツコ」(TBS系)に2週連続でゲスト出演した寺田心が、マツコ・デラックスの助言によりこれから目指すべきキャラのヒントを得たようだ。
「中学から高校の間でボク50センチ伸びてるので」と、自身の身長が中学入学時は127センチだったが、高校2年生の現在は178センチあると説明し、MCの明石家さんまとマツコ・デラックスを驚かせた寺田。中学入学をきっかけに反抗期も訪れ、「大人にも子どもにもなれず、自分の成長に適応できなかった」と当時を振り返った。
小学校までは地元の愛知県で過ごしたが、都内の中学を受験。女子校だったが共学になったばかりの中学に進学したため、先輩は女子しかいなかったそうだ。そんな中学の入学式で寺田は一目惚れした相手がいたものの「2回フラれましたね」と苦笑い。「お仕事してるし、遊ぶ時間もないと思うから、お互いにしんどくなるだけだと思うから」と相手に断られたそうだ。
男としての自信のなさとフラれた相手が「筋肉っていいよね」などと言っていたことがきっかけとなり「筋トレ」に目覚めた寺田は、現在のあこがれの人として、2017年までレギュラー放送されていた「アウト?デラックス」(フジテレビ系)で有名になった、ボディビルダーの第一人者である「横川尚隆」の名前を挙げた。しかし、寺田は役者もしているため、さんまとマツコから、あまり筋肉をつけすぎると演じられる役が減るとたしなめられた。
圧巻だったのは、寺田が「モテたい」「モテるにはどうしたらいいか」と質問した時のマツコの返答だ。「せっかくマッチョにもなっているわけだし、これ、私は好きよ」と前置きしてから「内股、直したほうがいい」と意見したのだ。
「それはこれまでの心ちゃんのイメージだと、すごくかわいらしいんだけど、マッチョになってイケメンになってっている心ちゃんとしては合わないから、開いてみ!」と、座っていた寺田に股を少し開くようにいい、開いた腿の上に手を置くように指導。進行係を務めていた吉村崇は、脚を開いて座り直した寺田を見て「全然違う!」と驚き、さんまはマツコの目の付け所に「うっそー!マツコすごい」「さすが」「女性目線でこういうことを見てらっしゃる方がいらっしゃるってことやな」と驚いていた。
「みんな女の子は見てるから」と言い、「野蛮なカラダに丁寧な言葉遣い。たまんないよ!」とマツコ。具体的で的確な指導は、女装家として第1線に君臨し続ける、マツコならではの視点と言っていいだろう。
(森山いま)
