発売中の「日経エンタテインメント!」2023年11月号で堂本光一が「引退を覚悟している」と明かしたことが反響を呼んでいる。
光一はこの雑誌に連載コラムを持っており、新刊号では「自身の表現や作品にはどうしたってジャニー氏の影響が含まれている。イズムすら消し去るべきというのなら引退するしかない」と、悲痛な心情を吐露している。このコラムの取材は9月中旬。10月2日に開かれた2度目の性加害問題を巡る記者会見では、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子前社長からの手紙に「ジャニー喜多川の痕跡をこの世から一切なくしたいと思っています」とあり、東山紀之新社長もまた、同じことを繰り返し発言したため、光一の引退を危惧する声が相次いでいるのだ。
同時に堂本剛が作詞・作曲・編曲した2020年6月にリリースした42枚目のシングル「KANZAI BOYA」にも心配する声が。この楽曲は光一と剛がKinKi Kidsになる前に、ジャニー氏から名付けられていたグループ名「KANZAI BOYA」について歌っており、曲の最後には光一がジャニー氏の扮装をして登場することで「オチ」になるため、今後どうなるか話題になっているようだ。
「10月3日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に出演していた芸能リポーターの長谷川まさ子氏も『光一さんにエンタメの基本を教えたのがジャニー氏であるのは間違いない』とコメントしていましたが、現役のジャニーズタレントたちも、多かれ少なかれ光一と同様の困惑を抱えていることでしょう。退所しても仕事のオファーがあると確信が持てる人はいいですが、そうした自信が持てない人も、芸能界引退の選択が頭に浮かんでいるはずですからね」(女性誌記者)
亡くなったジャニー氏が残した問題はあまりにも重く大きい。