故・ジャニー喜多川氏による性加害問題について10月2日、ジャニーズ事務所は2回目の記者会見を開いた。
この日の会見は前回と違い、会場を2時間しか押さえられなかったとして、各社一問のみ、午後2時から始まった会見は4時に終了と告げられた。時間制限があるからか、会見終了時間が近づくと、質問できない記者から怒号が飛び交った。これに対し、新会社で副社長を務める井ノ原快彦が「ちょっと落ち着いていきましょう」と、記者らをやんわり注意するひと幕もあった。
しかし、現場の記者の怒りはもっともだ。実はこの会見、特定の記者やフリージャーナリストを指名しないようにするための「NGリスト」と、指名するための「OKリスト」があったと10月4日にわかったのだ。しかもジャニーズサイドは、このリストを事務所から要望したものではないが、この存在を会見前日の打ち合わせ時に知っていたと認めた。
「そもそも、新社長の東山紀之と井ノ原は、加害側として会見しているわけです。謝罪や説明が必要だからこそ、会見を開いています。それなのに、イベントじゃあるまいし、会場が押さえられなかったとの理由で2時間で切り上げること自体がおかしい。会見ができる広い空間は都内に何カ所もあるはずです。また会見時、井ノ原の発言に拍手したのは、ジャニーズと縁のある芸能リポーター。そのうちの2人は、前回も2度目の会見でも質問できています」(芸能記者)
長年にわたり、マスメディアをコントロールしてきたジャニーズ事務所の体質は変わっていないようだ。