KinKi Kids・堂本光一が、10月17日放送のラジオ番組「レコメン!」(文化放送)の「KinKi Kids どんなもんヤ!」に出演し、性加害問題の当事者である故・ジャニー喜多川氏を「彼」と呼ぶ理由について説明した。
堂本は10月8日、東京・帝国劇場で最新ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」の公開稽古に登場し、集まった記者らに向けてジャニー氏の性加害問題にまつわる質疑応答を実施。その際、ジャニー氏を「彼」と呼んだことについて、歌手・和田アキ子が情報番組「アッコにおまかせ!」(TBS系)の中で、「『彼』って言うのは凄いですね。(堂本とジャニー氏は)なんかフレンドリーだったんですかね」と疑問を投げかけていた。
この和田の見解がネットニュースでも報じられると、堂本は「彼の名前を、ボクがあえて『彼』という言い方をしているのはなぜかというと、被害者の方にとって、その名称自体がフラッシュバックしたりするというお話もあるので」と述べ、配慮の気持ちがあったと説明。
一方で、「テレビを見ると、わざわざ字幕で(ジャニー氏の)名前を出したりだとか、何か矛盾してんなって。そうしないと伝わらないというのはあると思いますが」「自分は配慮しているつもりでも、そうじゃない感じになったりとか。疑問に思う部分があったりします」と、報道で同氏の名前が平然と流れることには首をひねっている。
「実際、和田がMCを務める『アッコにおまかせ!』でも、毎週のようにジャニー氏の名前を出しながら性加害問題について取り上げており、堂本からすると、“そちらは配慮しなくてもいいの?”というささやかな反論なのかもしれません。また、ジャニー氏との関係性を『フレンドリーだったのかな』と評した和田への釈明についても、ネットには『こんなことをいちいちコメントさせられる光一くんが可哀想。ちょっと考えれば分かることなのに』『至極真っ当な理由で、安心しました』『言葉狩りもいい加減にしませんか?』などと同情する反応が寄せられています。被害者への配慮から選んだ呼称を、『フレンドリー』だと解釈されれば、堂本側も若干イラッとするのは当然かもしれませんね」(テレビ誌ライター)
堂本はこれまでジャニー氏の人柄にまつわる多くのエピソードトークを披露してきた。もしかするとそのことが、和田にとって強く印象に残っていたのかもしれない。
(木村慎吾)