11月22日が「いい夫婦の日」として制定されていることから、2000年から毎年、著名人夫婦が選出されている「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」。
2023年は今年で結婚22年目を迎えた田辺誠一・大塚寧々夫妻が受賞し、11月7日、都内で夫妻が出席する発表会見が行われた。
「芸能界屈指のおしどり夫婦といわれ、なにをするにも夫婦一緒、特に旅行ではともに世界へ見識を広め、感性を高め合い、夫婦喧嘩とは縁のない、まさに誠実と安寧を絵にかいたような夫婦です」が今回の選出理由に。
夫婦円満の秘訣を問われ、「鏡のように、常に向かい合うのが大切かなと。妻が家のことを頑張っていたら、こちらも頑張って家庭をみんなで作っていく」と語った田辺。
そんな夫について大塚は「夫でもあり友達でもあり、親のようでも、子どものようでもある」と独特の表現で関係性を語った。
また大塚は「友達にも驚かれるんですけども『携帯の暗証番号』も一緒なんです。全部見えている安心感がある」と、夫妻ともにスマホで同じ暗証番号を使用していると夫との親密ぶりを明かしたのだ。
何とも微笑ましい話だが、このエピソードに厳しい指摘が―。
「夫妻で同じ暗証番号を使うのは絶対にNG。今すぐに変更すべきです」と語るのはIT関係者。続けてこう話す。
「多くの人が『同じパスワードを複数のサイトで使いまわすのは危ない』と認識していると思いますが、同様に『夫婦間でのパスワード使い回し』も非常に危険。近年は偽メールやWi-Fiなどオンライン経由でのスマホのハッキングが相次いでいて、どちらかのパスワードが漏洩した場合、もう一方のデバイスも遠隔操作で危険にさらされる可能性が高くなる。いかに仲が良くてもパスワードは別のものにすべきですよ」
夫婦仲と同様にセキュリティ管理も大切なのである。
(塚原真弓)