大晦日に放送される「NHK紅白歌合戦」で、白組の司会を嵐の相葉雅紀、紅組司会を有村架純が務めることが先日発表された。相葉は10年から14年まで嵐として5年連続で白組司会を務めたが、単独での抜擢は今回が初。有村も当然のように初めての司会となる。
初々しいタッグがどんな進行を見せるのか期待したいところではあるが、世間からは「ちょっと違う」「もっとふさわしい人がいるのでは?」と、人選ミスを指摘する声も少なくない。
「まず相葉についてですが、今年4月から同局のスポーツ情報番組『グッと!スポーツ』で司会を務めており、その司会ぶりが思いのほか好感を得ていることからの起用となったようです。ただし『グッと!』でウケているのは相葉の天然さ。そのためキッチリこなさなくてはならない紅白の司会では、ドシっとした安定感がないと杞憂する声が多い。それに、嵐が全員で担当した時もよりあきらかなスケールダウンですから、違和感を覚える人も多いようです」(エンタメ誌記者)
そして有村にいたっても、別のタレントを司会に推す声が目立っている。
「来年4月スタートの朝ドラ『ひよっこ』でヒロインを務める有村は、あきらかにその宣伝も兼ねての抜擢。ですが、16年前期の朝ドラ『とと姉ちゃん』で主演を務めた高畑充希の司会のほうが見たかったという声が圧倒的に多い。同作は平均視聴率22.8%とその平均視聴率は今世紀の朝ドラの中で歴代3位と素晴らしい数字を残しています。また、映画『植物図鑑』で今をときめく三代目JSBの岩田剛典と共演し、10代からの好感度も高い。それに高畑のサバサバとした物言いは、有村よりも確実に司会向きですよ」(前出・エンタメ誌記者)
確かに、相葉と有村の2人より、相葉と高畑のほうがいかにもNHK風ではある。はたして成功か否か、どちらに転ぶのだろうか?
(本多ヒロシ)