寒さが増してきましたね。風邪やインフルエンザには十分気を付けたいものです。さて、先日テレビ愛知系列の朝の情報番組「5時スタ」でこんなクイズが出されていました。
「次のうち、風邪対策になる鍋はどれ?」
選択肢は3つ。1の豚バラもやし鍋、2の牡蠣のチゲ豆腐鍋、3の鶏肉とほうれん草の鍋。どれも美味しそうで、身体にもよさそうです。そして、答えは2の「牡蠣のチゲ豆腐鍋」でした。
東京慈恵会医科大学付属病院の管理栄養士である濱裕宣さんによると、「旬の牡蠣にはタウリンという栄養成分が豊富に含まれている」そうです。タウリンはアミノ酸の一種で魚介類に多く含まれており、免疫細胞を増殖させたり活性化させたりする働きが期待できるのだとか。そのため、風邪やインフルエンザなどのウイルス予防が期待できるというわけですね。
また、牡蠣のチゲ豆腐鍋は辛さで身体がぽかぽか温まるので、まさに風邪対策にぴったりですね。そこで、番組公式Twitterで紹介されていたレシピを実際に作ってみました。レシピ監修は、管理栄養士・料理研究家の Shieさんです。
【牡蠣のチゲ豆腐鍋】
〈材料(2人分)〉
●豆腐(おぼろ又は絹ごし) 1丁/牡蠣6個(120g)/白菜キムチ60g/ごぼう 1/2本/にら4本/卵2個
●(A)ごま油大さじ1/コチュジャン大さじ2/すりおろしにんにく小さじ1/鶏がらスープの素小さじ1
●水300ml/一味唐辛子お好みで
〈作り方〉
1.牡蠣は3%ほどの塩水(分量外・水300mlに塩小さじ1と1/2杯)の中でやさしくふり洗いしてから水洗いして水気を切る。ごぼうはささがきにする。にらは4cm幅にカットする (ごぼうのあく抜きはポリフェノールも風味も抜けてしまうため今回は行いません)
2.鍋にAを入れて混ぜたらごぼう、キムチを加えて中火で炒め、さらに牡蠣を加えてサッと炒める。水、スプーンですくった豆腐、にらも加える(炒めることで辛みを強め、酸味を飛ばします)
3.蓋をして加熱し、沸騰したら弱火にして5~10分程加熱する。すべての具材に火が通ったら卵を割り入れる。お好みで一味唐辛子を加える
具沢山で食べ応えがあり、卵も入っているので意外と辛過ぎず、美味しく食べられました。何より、牡蠣をチゲ鍋で食べたことがなかったので、これほど相性がよいとは驚き! あまりの美味しさに、風邪予防のために食べていることを忘れそうになってしまいました。
食べ終わった後は、体がぽかぽかに。この“タウリン鍋”、とくに寒い日の夕食でオススメですよ。ぜひ試してみてくださいね。