12月12日、解散を発表したお笑いコンビ・和牛。M-1グランプリで「3年連続準優勝」の記録を持つ超実力派コンビの解散に驚きの声が広がっている。
解散のきっかけとなったのは「漫才に対する姿勢」の温度差だ。両者が発表したコメントによると、3年ほど前に劇場の出番での水田の遅刻が続いたのをきっかけに、川西は「徐々に彼を信頼できなくなり、節度を保てず厳しく言葉をかけることもありました。それが彼を苦しめることに繋がり、求めるような漫才もできなくなってしまいました」と説明。
一方の水田は「漫才のパフォーマンスにおいて川西の要求に応えられないことがあり、漫才への取り組み方について川西との差を感じるようになりました」「川西の求めるものと自分のやりたいこととのギャップが徐々に開いていき、相方に対して意見することができなくなり、楽しかった漫才が苦しいだけの毎日になっていました」と明かしている。
これまでたびたび「おじいちゃんになっても漫才を続ける」と公言していた和牛の電撃解散。さまぁ~ずの三村マサカズは「和牛。解散か。もったいない」と切り出し「どっちもどっかで堪忍袋の尾が切れたんだろうな。コンビは許すことが続ける秘訣でもあるからなぁ」と自身のXに投稿。双方が相方を許容できなかったことに解散の理由があるのではと見解を綴った。
誰もが驚いた和牛の解散だが「タロット占いで『川西の抱え込んだ苦悩』をピタリと的中させていた人物がいるんですよ」と語るのは、芸能関係者だ。
それは、今年4月に放送された「和牛のA4ランクを召し上がれ!」(南海放送)の占いロケ企画での一幕。川西に対し、タロット占いのできるパフォーマーのNaomi・キャンベルさんは「自分で結構抱え込んでいっている」と10本の棍棒を抱えたカードを提示。これに川西は「8本ぐらいこいつですよ」と水田を指差した。
さらに水田との関係を巡る悩みについて「イライラしてもいい」「解放してもいい」と告げられた川西は「直感的にボクも思ってました」と同調。「しばいてもいいみたいですよ」との占い結果には「よかった、しばいてます」と応じたのだった。
偶然というにはあまりに的確な占い結果であった。
(塚原真弓)