ロックバンド「ゲスの極み乙女」などで活動するミュージシャン・川谷絵音が12月2日に自身のXアカウントを更新。バラエティー番組内での発言が一部で批判を集めていることについて釈明し、改めてその釈明も含め、世間に反響が広がっているという。
川谷は、さる11月30日に放送された「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)の“芸能人の食のこだわり”SPにゲスト出演し、「新幹線で駅弁を食べる意味がわからない」と持論を展開。その理由として、「一生の中で食事をする回数は決められている」「大阪から東京までの2時間半なんて我慢できる」などとし、貴重な食事を「わざわざ冷めてるメシにお金払って食べる」のはもったいないと話していた。
すると、このコメントが一部のネットメディアに報じられ、中には「自分にとっては駅弁よりかはこの人たちの音楽のほうが無駄だし、(聞かなくても)我慢できます」などの苦言が寄せられることに。
これに川谷は2日、Xから「僕は番組アンケートに『仕事場の楽屋弁当を食べずに仕事終わりに外食する』って書いたんですよ。そしたらテレビだと伝わらないから駅弁に変えてくれないか?ってスタッフさんに言われて、共演者と面白おかしく言い合うみたいになったんですよね…」と発言に至る経緯を説明。つまり、番組収録前にスタッフがトークの話題を確認するアンケートに注文が付き、それに合わせてあげての“駅弁食べない”トークだったということのようだ。さらに、“やり合うのがテレビの常”であることは理解しつつ、そこから派生して「音楽まで否定されるの悲しいな。。」と嘆いている。
「スタッフからの指示で、より対立構造が生まれやすいようなストーリーにトークが変えられてしまった川谷は、ある意味でバラエティの作り手に翻弄された被害者とも言えるでしょう。ただ、実は番組で、“駅弁への思い”以上に視聴者が着目していたのは、新幹線の車窓の日よけ用などに用いるブラインド関連のトークだったことが改めて浮き彫りになっています。というのも、番組で川谷は駅弁を食べない理由について、大阪・東京間を何度も往復していて“景色にも飽きた”とか、窓の反射で『後ろの人に携帯電話の画面を見られるのが嫌』とし、窓のブラインドは着席時に必ず閉めるとも説明。これを受けてかなりの数の視聴者が2016年に世間を騒がせたタレント・ベッキーとの“不倫LINE漏洩”騒動を思い出したようなんです」(テレビ誌ライター)
ネット上の視聴者いわく、「携帯画面を見られるのに過敏だね。過去になんか嫌な思いでもしたのかな?」「スマホ見られたら色々バレちゃうもんね笑」「やっぱりベッキーとのLINE流出は相当堪えたんだろう」と、まさに、ツッコミがズラリで、
「あの騒動を考えれば、他の人に比べ、スマホ画面を徹底ガードしたくなるのも無理はないでしょうね」(前出・テレビ誌ライター)
食のこだわりを話したつもりが、まさかのアングルから、不倫騒動のトラウマを勘繰られてしまったのだった。
(木村慎吾氏)