旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)からタレントの退所が相次ぐ中で、“旧ジャニーズ所属”タレントの歌唱力について、最も意見が分かれるのは、かつてSMAPのエースとして活躍した木村拓哉を巡ってのようだ。
「WEB女性自身」は12月21日、『「歌がうまい」と思う旧ジャニーズランキング!』と題した記事を配信し、約160人の“ジャニタレ”を歌唱力の評価でランキング化。20代から60代の500人にアンケートを取った結果で、3位に入ったのが木村だ。
1988年から2016年まで活動したSMAPでは、「ダイナマイト」や「夜空ノムコウ」「らいおんハート」「世界に一つだけの花」などのヒット曲に恵まれ、サビでソロパートを任されることが多かった。アンケートには、「声の響き」や「色々言われるが凄いと思う」との感想があったといい、2位には嵐のリーダー・大野智、1位はKinKi Kids・堂本剛が選ばれている。
「大野は、二宮和也や松本潤など、他にも歌唱力の高いメンバーがひしめく嵐の中でも、頭一つ抜けた存在感があり、特に高音域の美声が高く評価されています。剛についても、かねてより“旧ジャニーズ屈指の歌唱力”と評判で、切ない恋心を歌わせれば右に出る者はいないでしょう。ネットには、大野と剛の歌のうまさについて納得の反応が集まった一方、木村の3位入りには『これでランキングの信憑性が問われる。彼は上手くはないでしょ』『キムタクは格好良く歌ってるだけなので、歌い方がカッコいいランキングなら分かるけど、上手いとなると違う』『上手いっぽいだけで決して上手くはない』『3位は納得いかない』との指摘や、『SMAPの中にいたから上手く聞こえてただけかも』とする声もありました」(テレビ誌ライター)
後輩の元A.B.C-Z・河合郁人から誇張したモノマネをされるほど、木村の歌唱中の動きは独特そのもの。時には原曲からかなりのアレンジを加えた歌い方をしたり、スタンドマイクを持って体全体をくねらせるような仕草もある。
世間からはそれが「カッコいい歌い方で、上手く聞こえるだけ」との印象まで持たれてしまったわけだが、これは、歌い方を含め総合的に評価されるアイドルとしては、むしろ最上級の賛辞とも言えるのではないか。
(木村慎吾)