西島秀俊主演の日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)が1月14日にスタートし、世帯平均視聴率は11.4%。2桁の好発進となった。
主人公・夏目俊平(西島)は、若くして海外で活動し、数々の著名なオーケストラと共演してきた天才マエストロ(指揮者)。だが、5年前に起きた娘・響(芦田愛菜)の事件で家族を失い、指揮者の道もみずから閉ざしてしまう。
オーストリア・ウィーンで孤独な生活を送る俊平に、元妻の夏目志帆(石田ゆり子)から、静岡県晴見市に住む響と息子の海(大西利空)の面倒を見てほしいとの連絡がくる。数十年ぶりに帰国した俊平に、晴見市の市民オーケストラ・晴見フィルハーモニーの指揮を依頼されるのだが‥‥。
視聴者の感想としては「なんだか前向きになれそうなドラマの予感で、日曜の夜にピッタリかも」「前向きになれる言葉やシーンがたくさんあった。期待できるドラマだと思う」など、概ね高評価だったが、2023年1月から放送された門脇麦主演ドラマ「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ系)に設定が似ているとの指摘も散見された。
「視聴者の目を引いたのは、西田敏行の出演でした。役どころは、元晴見フィルの最古参で、現在は歌カフェの店主というもの。登場シーンはどれも座ったままの演技でしたが、歌声も披露。視聴者からは『西田さんの存在感が素晴らしい』『お元気そうで安心した』『相変わらず歌がお上手で素敵でした』など、加齢による体調不安がありましたが、元気な姿が見られて一安心といった感じでした」(テレビ誌ライター)
俊平と響の確執の原因が何なのか、今後の展開が気になるところだ。