「誰かと比較しては、うらやましくなったり自分が価値のない人間のような気がしたりして、自分の人生に前向きになれない……」と悩んでいませんか? ありのままの自分で歩む人生を堪能するためには、次のような視点を持っておくことが大切ですよ。
■“少ないことの幸せ”も知っておく
お金も地位も、あればあるほどうらやましいかもしれません。でも、「たくさん得る人はそれだけの行動をしている人」と考えると、すべてを得るには時間と労力が膨大に必要で、自分の時間や遊びの時間はなかなか確保できないケースもあります。また、把握・管理するものごとが増えれば増えるほど、それに時間を取られます。管理や労力を最小限にすることで得られるものもたくさんあり、その幸せも一つの軸として持っておくと、幸せの感度や選択肢が豊かになります。
■自分にとってちょうどいい目標を立てる
ある幸せもない幸せも総合的に考えて“自分にとってちょうどいい割合”を考えると、目指すべきところがみえてきます。いまの状態がいちばんいいのであれば継続するために必要なことを検討し、別の分野や高みを目指したい場合は人生計画に組み込んでいきましょう。人生を歩む先に自分の求める自分にぴったりの幸せがあれば、他人に振り回されにくくなります。
■幸せを体感する
ある幸せもない幸せも、実感しなければ意味がありません。他人のことを考えてうらやましがっている時間を自分の幸せを体感する時間に変えることができれば、目の前の幸せに集中することができます。自分にとっての幸せを定義し、それを実践することで、日々、幸せや幸せに向かって進んでいることを実感しましょう。
自分の人生は、自分しか歩めません。誰もが誰かの人生をうらやんでいるのだとしたら、「自分は自分で満足してみよう」という心持ちで自分自身に向き合ってみてはいかがでしょうか。過去の自分が嫉妬するような自分になれるかもしれませんよ。
(Nao Kiyota)