「デスクレスワーク」の実態――DX化の遅れで現場での作業効率が悪い!?

 小売業や宿泊業、建設業、介護・医療などの「デスクレスワーク」は、現場での作業が重要になる職種のため、どうしてもデスクワークよりデジタル化が遅れがち。いまだに、トランシーバーや紙でのやりとりをしていることも多いようです。

 音響ブランドを手がけるNTTソノリティによれば、近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が各業界で進んでいる一方で、国内推定4,000万人のデスクレスワーカーを抱える業界では、現場DXの課題が残っているのだとか。

 とくに、トランシーバーの利用については、「長時間イヤホンで耳をふさがれ、耳が疲れる」「重いトランシーバーを複数台持つのがつらい」「外音がうるさく聞き取りにくい」といった悩みが多く聞かれるとのこと。実際にデスクレスワーカーとして働く人たちからしてみれば、よくある実態かもしれません。

 そんなデスクレスワーカーのDX化をサポートするべく、次世代の音声コミュニケーションツールが登場しているようです。詳しくみていきましょう。

■NTTソノリティ×BONXの「次世代トランシーバーサービス」

 先日、NTTソノリティの音のテクノロジーとBONXの革新的なデスクレスワーカー向けコミュニケーションプラットフォームを組み合わせた、次世代トランシーバーサービスが発表されました。

 法人向けの音声グループコミュニケーションアプリ「BONX WORK」や専用イヤホン「BONX BOOST」をはじめとするBONXの製品群は、すでに小売、ホテル、介護医療、建築土木、運輸、インフラ、スポーツチームなどの現場において、コミュニケーションツールとしてはもちろんのこと、現場DXの切り札として導入されているそう。

 これに加えて、NTTソノリティによる音漏れ抑制のPSZ技術が搭載されたイヤホンを使用することで、接客中のスタッフ同士の“会話漏れ”を防止できるのだとか。さらに、耳をふさがないため、お客様の声や周囲の音に気付くこともでき、接客サービスもスムーズになるそうです。長時間でも疲れにくい軽いフィット感や、耳への圧迫感がなく蒸れにくい仕様もポイントのようです。

 また、今後発売されるインテリジェントマイク搭載マイク付きプッシュトゥトークデバイスは、周囲の雑音をカットして必要な声だけを届けることができるそう。工事現場や建設現場など、これらがあれば、騒音下でのコミュニケーション効率の改善が期待できますね。

■サイエンスアーツの「Buddycom」

 無線機やトランシーバーに代わり、スマホを用いることでデスクレスワーカーのコミュニケーションを変えると話題になった、サイエンスアーツの「Buddycom」も、デスクレスワークの各現場で利用されています。

 無印良品の直営店約500店舗にも導入されたそうで、これまでのインカムと比べ、耳が痛いなどの不満の声が大きく減少したのだとか。さらに、イヤホンとマイクがセパレートタイプになっているため「衛生的」という評価も得られているそうです。

 デスクレスワーカーの現場コミュニケーションは、これからDXが進められていけば、さらにストレスフリーになっていきそうですね。今後の展開に期待しましょう。

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