女子アナにとっては、彼氏との甘い時間よりも“使える”エピソードのほうが重要になってくるようだ。バラエティ番組「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)に出演した元テレビ東京のフリーアナ・森香澄が、局アナ時代のホロ苦い思い出を振り返り、反響を呼んでいる。
「番組トークのテーマが『ちゃんと休む女vs休めない女』だった、1月24日放送回でのことです。森はプライベートの旅行中でもついついトークのネタに使えるハプニングを探してしまう『休めない女』として出演。しかも、それが原因で彼氏と別れてしまったこともあるそうなんです」(テレビ誌ライター)
何でも、かつての自身の誕生日に、当時の彼氏が、まる一日の旅行プランを組み、祝福してくれたことがあったとか。ところが、「ランチを食べてたら、局から『森のナレーション部分の情報が間違ってて。明日に納品だから今日撮らないと無理で…』って連絡が来て。“ディナーまでには戻るから行ってくる”って(彼氏に)言って、仕事行ったんです」とのことで、森は旅行中にもかかわらずナレーション収録のために“中抜け”せざるを得なかった。
無事にディナーまでには再合流できた森だったが、「彼氏から『本当にオレのこと好きか?』って言われちゃって。そのままお別れしました」と機嫌を損ねた彼氏からフラれてしまったという。
ただ、森にとっては「彼氏といる時間は、エピソードとしてあまり話せない」という解釈で、「“今、彼氏がいます”とは言えないし、その時間って、一番仕事につながらないからムダだなと思った」と、いきなりバッサリ。バラエティ番組で話せない恋人との思い出よりも、トークのネタになる出来事を求めていると結論づけたのだった。
「テレ東時代からアイドル的人気を誇っていた森だけに、彼氏とのエピソードは話しづらいと感じるのは仕方ないですが、当時の立場としては局の一社員であり、“恋愛禁止ルール”が敷かれているわけでもありません。そのため視聴者からは、ネット上で、『調子に乗っちゃってる』『自分のことがとことん大好きなんだな』とする反応も見られましたが、より目立ったのは休日に社員を呼びつけた局に対する苦言でした。『休みに会社都合で呼び出すとか最悪』『会社に引いたわ』『休日に連絡する局が悪い。こういう体質嫌い』『今のご時世、休日の社員に会社に来させようとするのはアウト』などの指摘が上がり、それが破局につながった直接的な原因だとして、森への同情の声も散見されましたね。ただ、森からすると、ハプニングなしの平和な旅行で終わっていれば、トークでは使えないため、今回のエピソードは、ある意味でオイシイ出来事だったのかもしれませんが…」(前出・テレビ誌ライター)
森は昨春よりフリーへ転身し、これまで以上にトークのネタを探している状況だろう。そんな彼女と交際するには、飽きさせないようなデートの演出はもとより、思いがけないハプニングが起きそうな過ごし方から考える必要がある!?
(木村慎吾)