元ものまねタレントで現在はクリエイターのおかもとまりさんが2月19日に更新した公式ブログで「性被害から自分を守る方法」について綴り、多くの反響が寄せられている。
おかもとさんによると、シングルマザーで群馬県在住だった数年前、自身の絵本に関心を示してくれた広告代理店から会食をセッティングしてもらったことがあるという。代理店の担当者は「東京まで呼んじゃってごめんね」と都内のホテルまで予約してくれたようで、おかもとさんは「その時は良い人だ~応援していただけて嬉しい…って信頼していました」と振り返るも、二次会で訪れたカラオケルームの中で徐々に“本性”を現したという。
いわく、「その人の部下が下半身を出しながらカラオケしだして、会食に呼んでくれた方もボディタッチが激しくなり、ほっぺにチューしてと言われ『こらこら』と突き放しながら対応し“あぁ、なるほどね”私は気づきました。すぐに証拠の写真も撮りました」と、不快な思いをしたようだ。
その後、手配してもらったホテルへチェックインをする際も、男性らはおかもとさんに同行し、道中でコンビニに寄りアルコール度数の高いお酒を購入。「部屋で飲んで、潰させるつもりか」「危ないぞ」と察したおかもとさんは、担当者がフロントでチェックインしてる最中に、ホテルの女性従業員にスマートフォンのメモ帳画面を提示した。
そこには「助けてください!10分後に部屋の電話を鳴らしてください!」と記載しており、担当者を指さしながら画面を見せたため、女性従業員はすぐにその意図を理解。10分後におかもとらがいる部屋に電話を鳴らし、「宿泊者以外の方は滞在できない」旨を伝え、男性らを部屋から追い出してくれたという。
「間一髪、ホテルでは被害に遭うことなくやり過ごすことができ、ネットでは、おかもとさんがとっさに考案したホテル従業員へのヘルプの出し方に対する称賛が並んでいます。一応は仕事の関係者との会合だったこともあり、その場で自分からクレームを言うことができなかったようですが、従業員を介することで、カドを立たせることなく担当者を追い出すことに成功。多くの女性にとって参考にすべきケースであり、『逃げ方賢い。関係をぶった斬らずに自分が悪者にもならずに助けてもらえる』『ものすごい危機管理能力』などの声がありました。また、翌日には担当者らに苦情のメッセージを入れたものの、担当者の部下が新婚の男性だったことから、おかもとさんは『本部には連絡できませんでした』と厳重注意に留めたようです」(テレビ誌ライター)
最後は「ホテルの従業員さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と締めたおかもとさん。機転の利いたとっさの方法は世の女性にとって参考になる話ではあるが、必ずしもホテル従業員が意図通り対応してくれるかはわからない面もある。そのあたりのことも踏まえ、最終手段としてはこんな方法もある、と考えたいところだ。
(木村慎吾)