モデルでタレント・みちょぱこと池田美優がLINEのやり取りで散見されるという「マルハラ」について「絶対にしない」と言及するも、年上の共演者からは困惑の反応が上がった。2月19日に放送された「これやっちゃってない?他人事じゃないハナシ」(TBS系)での一幕だ。
同番組には、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜や、バイきんぐ・小峠英二らとともに、20代の若者代表タレントとしてみちょぱや王林が出演。“人のふり見て我がふり直す”をテーマにし、この日はメッセージのやり取りで見られる「マルハラスメント(マルハラ)」を取り上げた。
このマルハラとは、メールやLINEの文章で、最後に句点の「。」を付けて終わらせるものを指し、若者の間では、これを先輩や上司からされるとハラスメントだと感じる人が多いのだという。
みちょぱもLINEメッセージのやり取りでは句点をつけることは「絶対にしない」といい、王林も「目上の方に付けられると、“怒ってるのかな”って。機嫌悪いのかなと思っちゃう」と、何らかの“圧”を感じてしまうというのだ。
ただ、40代の近藤と小峠には、このマルハラが理解できず、近藤は「文章の締めは『。』じゃないですか。正しいやり取りでハラスメントって言われても…」と話していた。
「出演者の間でも世代によって見解が分かれた文末の『。』にまつわる感想でしたが、ネット上の、40代前後の視聴者の声の中で多かったのか『何でもかんでもハラスメントにしすぎ』『冷たいも温かいもないし、文章の最後に付けるのは日本語の文法ってだけ』『いろいろなハラスメントがありますが、これに関しては本気で“知らんがな”と言いたくなる…』などの反応が大半になっています。一方、若者からすると、特にLINE上ではふだんより砕けたやり取りを望んでおり、そこに正しい文法や作法を持ち込むという発想自体が“古い”と敬遠される原因だと指摘する人もいましたね。そもそも、LINEアプリはプライベートで使用するのが一般的なツールで、世代の離れた上司とLINEアプリでやり取りを交わすと、様々な感覚のズレが生じてしまうのは致し方ないともいえますね」(テレビ誌ライター)
仕事とプライベートで、やり取りをするフォーマットを変え、シチュエーションや関係性に応じたコミュニケーションを図るしか、ズレを最小限にする方法はないのかもしれない。
(木村慎吾)