人間関係での悩みがあると、毎日が楽しく過ごせませんよね。とくに、「気が合わない人とも仲良くしなきゃ……」と思っている人は、悩みを抱えやすいです。そこで今回は、“人間関係が楽になる”心理学の法則を紹介していきましょう。
■「2:7:1の法則」とは?
心理学には、心理学者カール・ロジャースの「2:7:1の法則」という考え方があります。これは、あなたの周りに10人の人がいるとして、気の合う人が2人、どちらでもない人が7人、気の合わない人が1人になるという法則です。この考え方から分かるのは、気の合う人はそれほど多くはないということです。
■気が合わない人には嫌われても仕方がない?
人間関係で悩んでいる人の多くは、「みんなと仲良くしなければならない」という感覚を持っています。ですが、10人中1人はどうしても気が合わない人なのです。そして、あなたが何をしたわけでもないのに、あなたを嫌いになる可能性があるのです。こうやって考えると、気が合わない人と頑張って仲良くなる必要はないと思えてきませんか?
■気の合う人と楽しく過ごせばいい?
もし、あなたが気の合わない人のために時間や労力を割いているのなら、そのコストを気の合う人、好きな人、大事な人に振り分けてみてください。そうするだけで、人間関係が豊かになるはずですよ。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。