今年のNHK紅白歌合戦に落選した和田アキ子だが、紅白出場40回目という大台にこだわっているというのは広く伝えられる話。それゆえ和田はかなりNHKに対して気を遣っていたというのである。テレビ誌のライターが説明する。
「和田は意外にも、NHKの番組に細かく出演しているのです。『新・BS日本のうた』や、3月に最終回を迎えた『NHK歌謡コンサート』では準レギュラーと言える存在。料理番組にもよく出演していましたし、極めつけはこの2~3月に放送された『趣味どきっ!くらしのパートナー』(Eテレ)ですね。和田ほどの大物が『ようわからんわ~』と顔をしかめながらスマホの使い方を学ぶ生徒役を務めていたのです」
それだけ様々な番組に出演しても、紅白出場が叶わなかったということは、やはり歌手としての活躍が足りなかったと考えるのが筋だろう。だが、和田のほうは違う考えを持っているのではと、前出の芸能ライターが続ける。
「来年の紅白出場に向け『もっとNHKの番組に出なければ』と和田が考えても不思議はありません。そこで注目されるのが、来年下半期の連続テレビ小説『わろてんか』。吉本興業の創業者がモデルとあって、大阪出身の和田にはかなり身近に感じられる題材でしょう。キャストの選定はこれからですが、和田の所属するホリプロが全力で役を取りに来る可能性もありそうです」
たしかに“大御所の女芸人”といった役どころなら和田にとってハマり役になりそうな気配もある。ともあれ40回目の紅白出場が実現するかどうか、誰よりも和田が気に揉んでいることは間違いないだろう。
(金田麻有)