少年革命家を名乗り、不登校の小学生YouTuberとして活動を続けていたのは、登録者数15万人を持つ人気インフルエンサー・ゆたぼんだ。
最近では、不登校キャラを封印し、学校に通っていることをSNSでアピールしていたゆたぼんは、3月3日には高校受験に専念するため活動休止を宣言し、オンラインで家庭教師をつけるなどし、本気で沖縄の公立高校を目指していることを発信。ゆたぼんの公式Xでは、母親が合格祈願でカツカレーを作ってくれたことが報告されており、フォロワーからは合格を願う声が多く寄せられていた。
そんな彼が3月14日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
「【ご報告】高校受験の結果について」というタイトルで更新された動画の中で、衝撃的な事実を公表し、視聴者を驚かせている。いつもは広告収入の兼ね合いのためか、8分を超える動画を投稿することが多いゆたぼんが、この日は1分にも満たない短尺のもので、いつになく元気のない声で挨拶をした彼の口からは、高校受験が不合格だったことが告げられたのだった。視聴者に向け深々と頭を下げ、「すごくショックなんですけど、落ち込んでても仕方ないし切り替えていこうと思います」と言うと、応援してくれていた視聴者に向けて感謝の気持ちを述べていたゆたぼんだったが…。
「麦わら帽子に赤いTシャツ、派手髪をトレードマークにし、学校に通学することに疑問を持ち、『ロボットになるな!』『死んだらアカン!』と、自殺を選ぶくらいなら学校に行かない選択肢もあることを発信し続けていたゆたぼんですが、最近では髪も落ち着いた黒に戻し、学生服を着てすっかり青年らしくなった姿で動画に登場して学校に通っていることを報告していました。アンチも多かったゆたぼんですが、学校に通うようになってからチャンネル登録者数も増加。視聴者からは好意的なコメントが目立つようになっていました。今回の動画には、『落ち込むのはがんばった証拠だから、今は思いっきり悔しがったほうがいいよ』『結果は残念だったけど、合格目指して頑張ったことに意味があると思う』『今のゆたぼんならきっとどこへ行っても頑張れるよ』と、360件もの応援コメントが寄せられています」(YouTubeライター)
ゆたぼんが高校受験の結果について投稿したXのインプレッション数は3月15日現在、1200万回を超え、注目を集めている。受験は失敗してしまったものの、インフルエンサーの戦略的には大合格だったのかもしれない。
(佐藤ちひろ)