20年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム騒動が落ち着かない中、俳優の田辺誠一に注目が集まっている。
8月18日に自身のツイッター上で、日の丸をモチーフにした東京五輪のエンブレムを「考えてみた」と公開。ただちに「こっちのほうがいい」「あっちより田辺画伯のデザインのほうが数段いい」と話題になった。ところがその日のうちに「プロに失礼」と田辺は画像を削除。「消さなくてもいいのに」「削除するところに謙虚さを感じる」と、再び大きな反響を呼んだのだ。
「11年に公園で見かけた犬のイラストを田辺がツイッター上にアップすると、あっという間に人気となり、『田辺画伯のかっこいい犬。』というキャラクターブランドまで発足しました」(広告代理店関係者)
田辺のイラストの人気はその後も衰えることなく、今月末までは梅田ロフト、9月からは福岡ロフトで「田辺誠一画伯・展 かっこいい犬 わんダーランド」が開催されるほどだ。
「田辺は自身が描いた犬のイラストにしても、今回の五輪エンブレムのデザイン画にしても『まさかここまで話題になるとは思っていなかった』と漏らしています。いずれも、そのヘタウマな表現力によるユルかわいさが若者を中心に支持されているんです」(前出・広告代理店関係者)
緊急事態が発生した際に、人間性は出てしまう。「表現力」だけでなく、「対応力」まで多くの人々から支持された田辺を、ぜひ渦中の佐野研二郎氏にも見習っていただきたいものだ。