小学生の時にジャニーズJr.のスケートボーイズから、SMAPに抜てきされた香取慎吾。メンバーで唯一、高校進学をあきらめている。そんな香取はアイドル生活30年目に突入した。
テレビで見る香取は天真らんまんキャラだが、実は人見知り。群れるより1人でいることを好むタイプだ。テレビ番組制作会社スタッフはそんな香取の人見知り具合をこう語る。
「彼は絶対に電話番号を教えません。最初は断り、それでも食い下がられると“だったらみんなで、食事に行きましょう”と会う約束に切り替えるそうです。『仕事の話をしよう』という理由であれば、マネージャーの電話番号を教えるとか。これが、香取がいつも使う手なんです」
ケータイの電話帳に入っている芸能人は、メンバーの草なぎ剛、俳優・山本耕史、女優・観月ありさ、お笑いコンビ・キャイ~ンだけという説があるほどだ。では、共演者とはどのようにして親睦を深めているのか。前出のスタッフは続ける。
「手紙です。電話をしないからでしょうか、手紙にこだわり、名前入りの特注レターセットを使っています。イニシャルの『s.k』と文字が刻まれた特注のシーリングスタンプ(封筒に封をするためのスタンプ)を作ったり、旅行で訪れたイタリア・アマルフィでもシーリングスタンプを買ったりするほどなんです」
ドラマ「西遊記」(フジテレビ系)などで何度も共演している女優・深津絵里が映画賞を受賞したときは、苦労したという。まず彼女の所属事務所に連絡を入れて、自宅の住所を教えてもらいそして手紙を送った。同じく、脚本家・橋田壽賀子、大物俳優・田中邦衛にも、手紙で感謝の気持ちを伝えている。実は香取、とっても筆まめなのだ。
(北村ともこ)