東京・日本橋高島屋で開催中の「大黄金展」会場から純金製の抹茶茶碗・販売価格1040万6000円が盗まれたのは4月11日のこと。前日からスタートした催事場からいともたやすく純金茶碗を盗み出したのは、職業不詳・堀江大容疑者(32)。堀江容疑者は盗んだ直後、江東区の買取店におよそ180万円で黄金茶碗を売却。さらにその買取店は台東区にある別の買取店におよそ480万円で転売していたことがわり、世間には驚きの声があがっているようだ。
本来なら「1000万円を超える高価な茶碗を簡単に盗めてしまうものなのか?」「1000万円以上する純金茶碗が180万円という低価格で買い取られたのはなぜか?」「買取店から買取店へと即座に転売されたのは盗品だとわかったからではないか?」といったことが話題になるのだろうが、今回は話題になっているのはもっと別のことだ。
SNS上には「1000万円超えと聞いても『あ、そう』と驚かない自分に驚く」「もはや1000万円という金額を聞いても高価だと思えなくなってしまった」「1000万円超えの純金茶碗が180万円にしかならなかったことに驚くことより、180万円を“はした金”と思ってしまう自分自身が恐ろしい」「自分の金銭感覚が完全にバグった」といった“自身の金銭感覚が変わったこと”に驚く声が数多くあがっているのだ。
「ネット上には、水原一平元通訳のギャンブルに費やした金額が公表されるたびに『自身の金銭感覚がおかしくなっていった』とする声が続出しています。水原元通訳は2021年12月から2024年1月までの約2年間で、約1万9000件もの賭博をくり返し、平均掛け金は約1万2800万ドル(約196万円)、最大掛け金は約16万ドル(約2450万円)、賭博で負けた総額は1億8290万ドル(約280億円)、勝った額を差し引いた純損失は4070万ドル(約62億円)とされています。水原元通訳がギャンブルで使った何十億円という単位の金額を耳にしてばかりいた直後の1000万円という金額が、少額に感じられてしまうのも当然でしょう」(女性誌記者)
水原元通訳からの影響を受けた人はケタ外れに多かったようだ。