4月20日、FNS系列局のアナウンサーとフジテレビが誇る人気アナが集結した特番「FNS明石家さんまの推しアナGP」が放送されるも、山本賢太アナにとってはやや小っ恥ずかしいシーンが流れてしまった。
番組では、アナウンサーの知識力にまつわる話題となり、まず、ニュースの原稿読みでは高い評価を受ける入社9年目の上中勇樹アナに“干支を全て答えられない”疑惑が浮上。実際、スタッフとの打ち合わせ中、干支を正確に答えられない上中アナの証拠映像も流されると、MCの明石家さんまは質問を「四国4県言える?」に変更し、スタジオに集まったアナの中から“ターゲット”を探し始めた。
さすがに、スタジオ内には「これは言えるでしょ!」との反応が占める中、さんまは入社3年目の山本アナを指名した。すると、指折り数えるように「徳島、高知…」と記憶をたどる山本アナ。ところが、緊張があったのか、残り2つの愛媛県と香川県を回答できず、「マジでヤバい…」と表情が曇っていくのだった。あげく、出題者のさんまに「(後の2県は)何でしょう?」と問いかける“醜態”を見せたのだった…。
ここで、番組アシスタントでアナウンス室局次長でもある“教育係”の佐々木恭子アナが口を開く。「ニュースは十分理解して読みますよね?」。そう山本アナに“圧”をかけると、「あとでね!」と収録後の呼び出し宣告でスタジオを盛り上げていた。
「山本アナは慶應義塾大学商学部を卒業し、学力もトップクラスのはずですが、どちらかというと、中学から野球ばかりに汗を流してきた肉体派。細かな地理情報などは苦手な分野なのかもしれません。全国放送も任されるキーステーションでアナウンサーを務める以上、最低限の知識は網羅していてほしいところですが、四国4県を答えられなかったこと以外にも、“正しい言葉を伝えるプロ”である山本アナが思わず『マジでヤバい』と口にした点にも『不適切』との声が上がっています。ただ、そんな自局アナの天然ぶりをカットせず放送したことも、“楽しくなければテレビじゃない”をスローガンに掲げてきたフジらしいといえばらしいですが…」(テレビ誌ライター)
アナウンサーの“タレント化”が言われて久しいが、昔からその傾向が、特に顕著とされるフジテレビにとっては「笑いになればOK」ということか。
(木村慎吾)