2018年頃、女子高生や小学生、おばあちゃんなど数々のキャラクターを演じ分け、架空請求業者と対決する動画で一躍人気者となったのは、イケメンYouTuberのカネマンだ。
チャンネル登録者数は30万人を超え、架空請求業者が自宅に来たため追い出したという動画は1000万再生を超えるバズり回となった。
しかし、所属していた事務所と揉めたことで、彼は突然表舞台から姿を消し、動画更新はストップ。カネマンのチャンネルからはこれまでの動画が全て消え、アカウント名も変わり、全く別のチャンネルになってしまった。
その後カネマンが女装姿で男性専用の夜の店で働いていることが、人気配信者・コレコレへのタレコミで発覚し、大騒ぎとなった。
その後、満を持して22年にYouTubeに復活したカネマン。あれから2年がたち、彼は現在どうしているのか。
「何度か別の新しいチャンネルを立ち上げ、再スタートを切っていましたが、現在は元の30万人の登録者を持つ自身のチャンネルを取り戻し、動画投稿を続けているようです。しかし、以前のような架空請求業者との対決動画ではなく、寝ている女性の顔に納豆をかけるなど、食べ物を粗末にしたまるで底辺YouTuberのような企画で全く面白みもなく、数百回しか再生されない動画もチラホラありました。3月26日に投稿された『マホトとついにコラボすることができました。』というタイトルの動画では、逮捕された元YouTuber・ワタナベマホトが出演するかのように見せかけた釣り動画を投稿するも、再生数は振るいませんでした」(YouTubeライター)
しかし、なぜ彼はここまでオワコンとなってしまったのか。前出のYouTubeライターがこう分析する。
「カネマンが動画を休止中に、迷惑系に暴露系、『女性を触る行為』撲滅系など、さまざまなジャンルのYouTuberが出てきているため、視聴者はカネマンの動画に新鮮味を感じなくなっているのでしょう。彼がバズったのは架空請求業者との対決動画でしたが、のちにヤラセだったことを告白していることと、YouTubeの規制が厳しくなったこともあり、今後同じような企画の動画を出すことは難しい。カップル系YouTuberから海外向け動画にシフトしたヴァンビや、ゲーム実況からトークを中心とした動画に切り替えたヒカルなどを見習い、時代に合わせてチャンネルの方向転換をしていく必要があるのでは」
全盛期は月に350万もの収入があったというカネマンが、再び人気YouTuberとして返り咲く方法はあるのだろうか。
(佐藤ちひろ)