タクシー運転手への暴行トラブルを起こしたお笑いコンビ・ウエストランドの河本太について、所属事務所タイタンの太田光代社長が「きつく説教」をしたことを明かしている。
相方・井口浩之の“噛み付き芸”を凌駕する、河本の“リアル噛み付き”が発覚したのは、4月23日配信の「文春オンライン」。記事よれば、河本は4月20日の22時頃、JR品川駅高輪口の路上でタクシーの車体後部を蹴り上げ、運転手と取っ組み合いの喧嘩に。その際、相手の左腕に噛み付き前歯が欠けたというが、警察署での事情聴取により、喧嘩両成敗となり被害届は出されなかったという。
これについて、同メディアに事実確認を求められた光代社長は「当日、河本は友人と酒を飲んでいたと報告を受けました。彼は酒が弱いのであんなことになってしまった」といい、暴行に至った経緯を「タクシーに乗車拒否されたと思って車体を蹴ってしまい、運転手さんから注意され暴れたようです」と説明した。
また、「運転手さんに羽交締めにされた時に、運転手さんの腕を噛んで、前歯が折れた。さらに、おそらく地面に押さえつけられた時だと思いますが、差し歯を含め、前歯3本が折れて顔も怪我した。私の方から河本にきつく説教し、本人はもう酒は飲まないと反省しています。(お相手の)治療費などはこちらで補償させていただく予定です」とも答え、歯だけでなく顔にもケガを負ったことを明かしている。
「初めに河本が車体を蹴り上げているにもかかわらず、事情聴取をした警察から“喧嘩両成敗”のジャッジを下され、事件化されていないというのは、運転手側の反撃が強めだった可能性があるのでは…。光代社長の回答にも、運転手の強強めの反撃を感じさせる表現が見られます。また、乗車を拒否されたと感じ車体を蹴り上げたとしていますが、タクシー運転手には正常なコミュニケーションが取れないほど泥酔状態にある客を乗車拒否する権利があるので、そもそもが逆恨みから始まった喧嘩であるともいえますね。現実的には難しいかもしれませんが、もし運転手がいっさい反撃に出ず、すぐ警察へ通報し、被害届を出していたら、河本にとってはより大きな問題に発展していたかもしれませんが…」(テレビ誌ライター)
光代社長自身、夫の爆笑問題・太田光が震え上がるほどの酒癖の激しさで知られており、今回の件では、厳しい言葉の中にも河本への“同情”が見え隠れしていたと言ってはうがちすぎか。
(木村慎吾)