5月1日にデビュー42周年を迎えた中森明菜。YouTube公式チャンネルでは1980年代にヒットした自身の楽曲全5曲のジャズバージョンが公開され、どの楽曲も公開された翌日には100万回再生を記録するほど、中森は多くの人々に注目されている。
そんな状況下で、一部からモヤモヤした気持ちを吐露する声があがっているようだ。
「それは、去る4月21日放送の『行列ができる相談所』(日本テレビ系)に近藤真彦が出演し、『おじさんにも刺さる歌vs若者にも刺さる歌』という企画で紹介した曲に対し“不穏な気持ちを抱いてしまった”とする声です。近藤はこの企画で、天地真理が1972年にリリースした『ひとりじゃないの』と、沢田研二が1979年にリリースした『カサブランカ・ダンディ』を紹介したんですが、『ひとりじゃないの』を選んだことに引っかかりを感じた人が多いようです」(女性誌記者)
この「ひとりじゃないの」は、文字通り「1人ではない=恋人がそばにいること」を歌った乙女なハッピーラブソングなんですが、恋人に限らず、誰かがそばにいてくれることのすばらしさを感じられる1曲として多くの人々に愛され、この年の歌謡界を代表する曲になった。
「ところがこの選曲に、近藤、中森にとって、いまだに持ち出されるのはイヤでしょうが、忘れられないであろう1989年の大晦日に開催された、あまりに大きな芸能事件『金屏風会見』がオーバーラップするんです。金屏風が用意された会見場で、報道陣が婚約会見かと思っていたところ、近藤は中森との婚約や結婚を否定。それどころか当時6年間ほど交際していた中森は『友人としての握手』を近藤から求められ、2人が握手を交わしたところで会見は終ってしまう。その後、中森は近藤との婚約会見だと騙されてこの席に“出席させられた”という噂もありましたが、真相はいまだに藪の中。この会見以降、明らかに中森は歌姫として失速したと言っていいでしょう。それなのに近藤は『ひとりじゃないの』を若者にも刺さる1曲として朗らかに紹介したのですから、中森ファンがモヤモヤした気持ちを抱くのも仕方がないかもしれません」(前出・女性誌記者)
2012年にリリースされたベストアルバム「ベスト・コレクション~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~」が5月1日に再発される中森。自身のペースを崩さず世間に新しいニュースを届けてほしい。